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【最高】英検準1級の要約問題の対策は?解き方をプロが実例をもとに徹底解説!

【最高】英検準1級の要約問題の対策は?解き方をプロが実例をもとに徹底解説!
人
要約問題に初挑戦の人

英検準1級がリニューアルされて要約問題が出題されるらいしいけど、、、

要約とか解いたことないし、詳しい解き方が知りたい!

こんな悩みに答えます。

本記事の内容

  • 要約問題の全体像
  • 要約問題にかける時間は何分?
  • 要約問題が難化の原因になる理由
  • 要約問題の解き方のコツ5つ
  • 要約問題を解くならこうする【実例紹介】
  • 【英検準1級】要約問題の対策法3つ

 本記事の信頼性

  • 理系の元英語教諭
  • 英検1級保持
  • 現在オンラインで英検指導中

2024年の4月から新しく、英検準1級に要約のライティング問題が追加されます。

 しかし、要約問題とはいっても「どのように解けばいいのかわからない…」そう思う方も多いのではないでしょうか。

それに、要約はライティング問題の一つなので配点はかなり高く合否にかなり直結します。

というわけで今回は、
要約問題をどうやって解いたらいいのかわからない方のために、
詳しい解き方とその対策法』を実際のサンプル問題を使いつつ、詳しく解説しました。

ぜひ本記事で要約問題の解き方のコツをつかんでいただければと思います。

※この記事はいずれオンライン生徒様限定にします。詳しくはコチラ

英検準1級の要約問題の対策法&解き方

Macbook Pro Near Iphone and Apple Fruit

まずは全体像から見ていきます。

【英検準1級】要約問題の全体像

今回のリニューアルの結果、英検準1級が以下のように変更されました。

新形式の英検準1級の全体像

試験時間 Reading Writing Listening Writing
準1級 90分(変更なし) 41問→31問へ減少
大問1「単語問題」の7問削除(単語問題)
大問3:長文の内容一致1つ削除(設問No. 32-34)
英作文問題が2題へ。
「要約」問題の追加
変更なし スピーキングの意見問題(No.4)に
話題導入文が追加
引用元:英検協会

※4技能の英検CSEスコア&合格基準の変更なし。
2024年度5月のネット試験から順次施行

試験時間はこれまでと同じで90分。

語句と長文問題が少ない分、要約問題がライティングの一つとして追加された形に。

参考【2024年】英検準1級の新形式はいつから?リニューアル後の変更点と対策法をしっかり解説!

リニューアルにあたり、要約問題&解答例は、英検公式サイトからのサンプル問題を見ることができます。

サンプル問題の例

サンプル問題

https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/pdf/2_grade_p1_w.pdf

要約問題で与えられた文章は3パラグラフで構成されたアカデミックな(学術的な)文章です。

長文内容一致問題に近い文で語数は200語ほど。

これを『60~70語にしなさい』というのが要約問題です。

解答例はこちら

200語程の長文から、60~70語ぐらいの文(4,5行ぐらい)に要約してます。

評価点について

評価点はこれまでのライティングの問題と同じで16点。

  • ①内容/4
  • ②構成/4
  • ③語い/4
  • ④文法/4

以上の観点で評価されます。

本文を正しい文法や適切な語句を使いつつ、うまくまとめていく必要がありますね。

要約問題にかける時間は?

英検準1級の試験時間は【リーディング90分】

今回のリニューアル後に、ライティングの要約問題にかけれる時間は15分が理想です。その内訳は以下。

 理想的な時間配分案

  • 語句12分
  • 内容一致(9分,9分)
  • 長文(11分,14分)
  • ライティング(15分+25分)
  • リスニングの先読み5分
    =全90分

解きなれないとなかなかキツイですね…

とりあえずの時間配分は上記を意識するといいと思います。

要約問題が「確実に」難化の原因になる理由

man holding his chin facing laptop computer

要約問題が入ることでかなり難化します。

 これまでの英検準1級の問題だと、長文の点数が低くても、語句&ライティングの点数が高ければ、ある程度は逃げ切り合格が可能でした。

参考記事【最高】英検準1級に1ヶ月で合格する勉強法 【独学可能です】

しかし、要約問題が追加されたことで、こういった逃げ切りはほぼ不可。

英文をなんとなくしか読めず、要約対策をせずに望んだ人はことごとく減点され、落とされるでしょう。

では、なぜそういい切れるのか?

その理由は、英語をなんとなくでしか読めない人は「英文を適当に書いてしまい、気付かないうちに大量失点してしまう」からです。

要約問題で最も意識すべきこと

要約問題で大切なのは、与えられた英文の論理構造を理解し、与えられた英文の順序でまとめることです。

例えば、学術論文的な英文には、

 導入
①主張+理由
②主張+理由
➜反論への理解
まとめ

のように、しっかりとした論理形式が必ず存在します。

そして、要約問題ではこの構造を理解し、文中で筆者のいいたいことを自分なりの英文として短くまとめるのが大切です。

しかし、そこに気付かずに適当に要約してしまうと、、、、、

もうわかりますね。

点数はほぼゼロで不合格確定です。

しかし、要約にはいい面もある

とはいえ、要約問題は、論理構造に気付けるようになれば従来の英作よりはわりと楽です。

そして、要約問題に取り組んで英文の構造がわかることで、

  • 長文の点数が安定する
  • パラフレーズに気付ける→選択肢を選ぶ精度が上がる
  • リスニングで内容を予想でき、点数が安定する

という風に英語力全体が向上するのはプラスの面かもしれません。

というわけで、その点をポジティブにとらえ、以下で詳しい要約問題の解き方を見ていきます。

要約問題の解き方のコツ5つ

まずはサンプル問題から解き方のコツを見ていきます。

以下の英文を60~70語に要約しなさい

□From the 1980s to the early 2000s, many national museums in Britain were charging their visitors entrance fees. The newly elected government, however, was supportive of the arts. It introduced a landmark policy to provide financial aid to museums so that they would drop their entrance fees. As a result, entrance to many national museums, including the Natural History Museum, became free of charge.

□Supporters of the policy said that as it would widen access to national museums, it would have the opportunity to experience the large collections of artworks in museums and learn about the country’s cultural history.

□Although surveys indicated that visitors to national museums that became free increased by an average of 70 percent after the policy’s introduction, critics clamed the policy was not completely successful. This increase, they say, mostly consisted of the same people visiting museums many times. Additionally, some independent museums with entrance fees said the policy negatively affected them. Their visitor numbers decreased because people were visiting national museums to avoid paying fees, causing the independent museums to struggle financially.
引用元:https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/pdf/2_grade_p1_w.pdf

①1980年代から2000年代の最初にかけて、イギリスの多くの国営の博物館は訪問者から入場料を取っていた。しかし、選挙で選ばれた新政権は芸術に支援的だった。政府は博物に館に対して、入場料が下がるように財政的支援を行うという画期的な政策を導入した。その結果、自然史博物館を含む多くの国立博物館の入場料が無料になった。
ーーー
②この政策の支持者たちは、そのことが国立博物館へのアクセスを広げ、博物館に収蔵された数多くの美術品に体験できる機会をもたせ、国の文化的な歴史を学ぶことができるだろうと述べた。
ーーー
③ところが、調査結果は無料化された国立博物館への入場者は、政策導入後、平均70%増加したことを示しているが、批評家たちはこの政策が完全に成功したとは言えないと主張した。彼らは、この増加は何度も博物館を訪れた人によるものだといった。
さらに、いくつかの入場料を徴収している独立博物館は、この政策が彼らに悪い影響を及ぼしたと述べている。独立系博物館の入場者は減少した。というのは、人々が入場料の支払いを避け、それが独立系博物館が財政的に苦しむことを引き起こしているからだ。

  要約問題の解き方のコツ5つ

  • ①自分の意見は書かず段落ごとにまとめる
  • ②時制も元の文章に合わせる
  • ③いらない単語はバサッと削除
  • ④文中の語を自分の言葉で言い換える
  • ⑤要約文だけで筆者の主張がわかるか確認

詳しく解説していきます。

①自分の意見は書かず段落ごとにまとめる

まず要約では、自分の意見や主張を書く必要はありません。

 求められているのは「要約文だけ読んでどんな文章なのか内容がわかる」ように文章をまとめることだけです。

よって、各段落の要点を日本語でメモし、そのメモを素直に英語に変えていきます。

英検の解答例も、各段落が「何をいいたいのか」しっかりつかんで英語にしていますよね。

段落ごとに別の言葉に言いかえてうまくまとめている

②時制も元の文章に合わせる

要約するときは、時制も元の文章に合わせましょう。

解答例を元にすると、

第一段落:From the 1980s to the early 2000s, many national museums in Britain were charging their visitors entrance fees….

解答例

The British government implemented a policy that would help national museums to provide free admission.

↑しっかり過去形のimplemented/wouldを使っています。

③いらない単語はバサッと削除

要約問題では、筆者の主張に関連のない具体的な「人、川、ものの名前、1999年」などはバッサリ削除しましょう。

 「具体的なもの抽象的なもの」にギュッと短くするそんな感じです。
例:りんご、みかん➜フルーツ

④文中の語を自分の言葉で言い換える【例文あり】

要約で最も大切なことは『書かれた内容を自分の言葉で言い換える』ことです。

以下の文章で見ていきますね。

In 1999, Mr. Yamada cultivated apples, oranges and strawberries in the ABC field.
(1999年にABC農場で、Yamadaさんはりんごとオレンジ、そしていちごを育てた)

この文を要約すると以下になります。

➜ The man grew fruits in the farm.
(その男は農場でフルーツを育てた)

詳細解説

  • Mr.Yamada(山田さん)➜the man
  • cultivated( 育てた)➜ grew
  • apples, oranges and strawberries➜ fruits(フルーツ)
  • in the ABC field ➜ in the farm(農場で)

↑似た意味の言葉でうまくまとめている。

意味がわかる最低限の言葉だけを自分の言葉で要約するのが大事なんだね!

 まとめるべきところは文の切れ目にあり!

段落以外にも、主語が変わったり追加の文(Moreover)などがあると、「あ、ここは文の切れ目なんだ!」と思うといいです。

そこまでの文章でうまくまとめたらいいですからね。

⑤要約文だけで筆者の主張がわかるか確認

最後は確認です。

 もう一度自分が作った文章を読んで、自分の要約文だけでどんな文章がかわかるかをチェックしましょう。

文法ミスがないかのチェックもお忘れなく!

以上、まとめると、

  • ①自分の意見は書かず段落ごとにまとめる
  • ②時制も元の文章に合わせる
  • ③具体的な単語はバサッと削除
  • ④文中の語を自分の言葉で言い換える
  • ⑤要約文だけで内容がわかるか確認

上記の流れで要約問題を作成していきます。

↑もう一度要約のポイントを読む

要約問題を解くならこうする【僕の実例紹介】

要約問題の解き方はわかったけど、実際解く時にどうやって解けばいいかわかんないよ…

実際に解くとなると難しくなりますよね。

そこで、「僕が実際に解くならこうするだろうな」ってことを僕の解答例を元に、少しだけ解説していきます。

 ※ 再現性はかなり高いはずです

解くときの流れ3つ

  • アンダーライン&◯をつけつつ読む
  • 本文の←(右側)に段落ごとにメモする
  • そのメモを元に、短く自分なりの英語を書く

 アンダーライン&◯をつけつつ読む

まずは全体を読んだ後、各段落を『大事な単語にアンダーラインや◯で囲みつつ』、読んでいきます。

 From the 1980s to the early 2000s, many national museums in Britain were charging their visitors entrance fees. The newly elected government, however, was supportive of the arts. It introduced a landmark policy to provide financial aid to museums so that they would drop their entrance fees. As a result, entrance to many national museums, including the Natural History Museum, became free of charge.

1980年代から2000年代の最初にかけて、イギリスの多くの国営の博物館は訪問者から入場料を取っていた。しかし、選挙で選ばれた新政権は芸術に支援的だった。政府は博物館に対して、入場料が下がるように財政的支援を行うという画期的な政策を導入した。その結果、自然史博物館を含む多くの国立博物館の入場料が無料になった。

日本語で軽くまとめる

次に文の右側に軽くメモします。

新しいイギリス政府は政策を実行➜財政の助け➜国の博物館を無料

まとめたのを英語にする

最後はその作成したメモを元に、本文を見つつ英語にしていきます。

The new British government introduced a policy that enabled national museums to provide free admission to visitors.
(新しいイギリス政府は、国立博物館が来館者に無料入場を与えることのできる政策を導入した。)

詳細解説

  • Britain ➜ British(イギリスの)に変えています。
  • introduce(導入する)はそのまま使っています。
  • enable O to V (OがVするのを可能にする)を使っています。

要約するときのコツとしては、

まずは段落ごとのいいたいことを『➜を使って、日本語に少しメモしてから』英文にしていく

ようにするといいですね。

その際、使えそうな単語は使っていきましょう。(全部はダメですが)

【英検準1級】要約問題の対策法3つ

要約問題の対策法は以下の3つです。

  • その①:英文をキッチリ読む力をつける
  • その②:解き方パターンになれる
  • その③:言い換えできる単語を覚えておく

その①:英文をキッチリ読む力をつける

しっかりと文章を要約するためには、英文を正確に読める力が必要です。

「 正確に読めない=論理構造を追えない」といいたいことをまとめることができないからですね。

よって読解力&英文解釈の力を、まずしっかりつけることが先決。

これには、過去問+以下の読解問題集をつかって英文をキッチリ読めるようになりましょう。

特に『英文解釈100』は長文読解のレベルを5段階ぐらい引き上げてくれる良書です。

詳しい使い方は以下の記事をどうぞ。

その②:解き方パターンになれる【参考書】

次は要約の問題の解き方に慣れましょう。

順序は先程の実例と同じで、以下の通り。

  • ①読んで文章を理解する
  • ②簡単なメモ作成
  • ③段落文を英文1文or2文にする

簡単なメモ作成し「自分の言葉で英文にする技術」は、一朝一夕では身につきません。

以下のライティング本を使いつつ、しっかりとした英文にする技術を身に着けるといいです。

追記:2024年3月現在、市販の要約対策本は以下が発売されています。

 著者はTOEICなどで英語界の第一線で活躍するモリテツさん&武藤さん。

興味がある方は手にとってみるといいと思います。

過去問集も要約のオリジナル問題が追加されています

「日本語を英語にする」上では以下のライティング記事も参考になりますよ。

参考【実例公開】英検準1級ライティング合格のコツ&対策法【過去問から丁寧に解説】

準1級の「( )の穴埋め長文問題」を試しに要約してみるのもおすすめよ。

その③:言い換えできる単語を覚えておく

最後にディスコスマーカー(文の区切りの言葉)や、パラフレーズ(同じ意味の言葉)を事前に多く知っておくのもおすすめ。

ここを知っておくことで得点が安定します。

  • 逆説:
    Although(ところが)➜On the other hands,/Even though,/However,
  • 追加:
    Additionally(さらに)➜ Moreover/Furthermore

まとめ:要約問題はまずしっかり読めることが大切です

今回は要約問題について解説しました。

要約問題を解くときは、

  • ①自分の意見は書かず段落ごとにまとめる
  • ②文中の語を自分の言葉で言い換える
  • ③言い換えできる言葉を知っておく

ようにすると効果的です。

ぜひ練習してリニューアル後の準1級も突破できるようになってくださいね。

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