こんにちは、MORIです。
英語学習に有用な記事を発信しています。
TOEIC英文法って何から始めたらいいのかな?
スコアの上がるTOEIC文法問題の勉強法があれば知りたい、、、
以上のような、疑問に答えます。
- この記事の内容
- TOEIC英文法で伸び悩む人の4つの特徴
- TOEIC英文法おすすめ参考書、問題集の使い方ロードマップ(レベル別)
- 『超効率のいい問題集の使い方』を9ステップで解説!
- TOEIC文法の『勉強法の疑問』に答えます
- 本記事を書いている僕の英語力
- TOEIC900以上(TOEIC文法満点)
- 英検1級合格
- 英会話スクール講師(英語教諭)としての経験あり
本記事では、TOEIC文法問題で、ゼロからハイスコアを獲得するためのノウハウを解説しました。
「どうすれば短い期間でTOEIC文法のスコアが上がるのか」
その答えを僕の経験からシンプルに余すことなく説明しました。
記事の後半には、僕の編み出した「効率のいい問題集の使い方」も説明しています。
5分ほどでサッと読んでスコアアップへの一歩を踏み出してくださいませ<(_ _)>
TOEIC英文法で伸び悩む人の4つの特徴
TOEIC文法のスコアを上げるには、目的意識をもつことが大切です。
そこを意識すれば、今後の英語力の上達はとてつもないレベルにまで変わっていきます。
昔の僕はTOEICスコアは全く伸びませんでした。
今考えてみると、その理由は以下の4つだったのかなと思っています。
- 参考書をなんとなく読んで勉強した気になっている
- 問題集を途中まで解いて別の参考書へ
- 気が向いたときに単語帳を眺める
- レビューのいい本を買う(しかしやっていない)
上記のことをしていたから全く伸びなかったんですよね。
でもある時から、目標を設定し、1冊を徹底的にこなすことを心がけました。
すると、TOEICのスコアが爆発的に上がるという…
よくよく考えてみると、問題演習してないから当たり前っちゃ当たり前ですが…思い返せば現実を見たくなかったんですね…
なんとなく参考書のが楽そうだから読んでてTOEIC文法ぼろぼろで…英語がイヤになってただけだという…
僕の失敗例からある通り、スコアを上げたいなら、具体的な目標を設定してみましょう。
例えば、【目標スコア650:リーディグ300を超える】という目標を立てたのなら、
- ゴールを意識する
リーディング320以上取りたいから、
(Part5):20/30
(Part6):6/12を取れる実力が必要! - そのために何が必要か意識する
基礎力に不安があるので英文法の基本から戻って、1冊の問題集を何度も解いて、基礎を固めよう!
上記のように、ゴールから今の自分の実力を特定し、自分に何が必要なのかを意識した上で、英文法の問題集、参考書を選んで進めていくことが必要です。
また、使い方に関して言うと、中途半端にこなした問題集は全く実力はつかないと思ってもいいです
大事なことは1冊を3回以上繰り返すこと
繰り返せば実力は付きます。
ただし、参考書や、問題集の使い方にはちょっとした使い方のコツがありますので、そこを次章で解説していきますね。
これを書きながら昔の自分を諭したい気分になってきました…w
結局、参考書や問題集は「本そのものより、どう使っていくか?」が大切になります。(ただし合わない本はキッパリと使わない覚悟も必要)
『TOEIC英文法』おすすめ参考書、問題集の使い方(レベル別)
参考書や問題集の種類には、
- 問題集
- 読解系問題集
- 参考書(文法書)
基本的には上の3つあり、使い方も変わってきます。
理想の参考書と問題集の使い方とは…?
英語の本には参考書と問題集の基本的な使い方は下記です。
- 問題集→解く
- 読解系→説明理解して英文だけを読む
- 参考書→通読、調べる
ざっくりこんな感じ。
問題集の使い方
問題集は基本的にはゴリゴリ解いていきます。
15分で終わるぐらいの「ある程度の量」を解いてから丸付け、そして解説を読んでいきます。
読解系問題集の使い方
読解系は、まずは日本語で内容を理解した上で、英文構造を理解します。
その後は英文だけを2~3回読み込みます。
参考書の使い方
参考書は問題集を解いていて、気になった部分を調べて読むように使う形で使います。
調べていくと、記憶に定着していきます。
これは全ての問題集/参考書に言えることですが、
- 教材に単語なりを大きく書き込む
- 大事な部分にアンダーライン(マーカー)
をするとさらに記憶が定着するのでおすすめ。
ちなみに僕は英語学習するときには、問題演習や書き込みにはフリクションの青ペン、そしてアンダーラインにはフリクション水性ペン(オレンジ)を使い分けています。
フリクションは消せるので便利ですね。ペンは青、水性ペンはオレンジがおすすめです。
》ボールペン 『フリクション ポイントノック 0.4mm ブルー LFPK25S4-L』 PILOT パイロット
TOEIC英文法の4つの学び方【この手順で完璧】
TOEICスコアを上げる学び方はこちら
①英文法の型を身につける
②英文法を理解する
③理解した英文法を読解に適応する
④実践的な問題集で慣れる
簡単に解説します。
まずTOEICの英文は「ビジネス英語であり、中学校英語+α」で構成されていることを意識してください。
ビジネス英語はわかりやすさ重視なので高校時代に習った複雑な英文はほぼ出ません。
とはいえ、ビジネス英語のオンパレードですので、英文の型があいまいなままだと、ビジネス英語の難しさに流されて、英文を正確に読むことが難しくなります。
そのため、まずは①で基本的な英文法の型をしっかりと身につけます。
そして、②で身につけた型を「なぜその形になるのか」をしっかりと理解することで、英文を納得しつつ読めるようになります。
さらに、③では身につけた英文を英文読解へ適応していきます。ここがPart6などの長文を解く時に生きてきます
あとは、④身につけてきたことを様々な問題を解いて慣れていく感じですね。
次章ではその学び方をスコア別に見ていきます
1.【基礎編~550】①英文法の型を身につけて理解
基礎が不安な人はまず中学英語でいいのでしっかり理解しておくことが大切です。
それには以下の本を使うのがおすすめ。
① 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
英文法の基本を理解し、英文の型を身につける本です。
まずは解説を読んで理解し、演習、そして習った英文は手で書き写していきましょう。
このようにすることで、頭の中に【英文の型】が入っていきます。
② 世界一わかりやすい英文法の授業
英文の型を理解したら、次は文法を理解へとつなげます。
この本は、理解しにくい英文が本当にわかりやすく解説されているのが特徴。
2~3回読むと、「英文を理解して読める」ようになります。
③ いきなりスコアアップ!TOEICテスト600点英文法集中講義
最後のこの本を使い、今まで学んだ英文をTOEICの実践形式に対応させます。
TOEICの新書本は色々ありますが、内容、レベル、解説のわかりやすさ、共にこの本がベスト。
この本を繰り返せば、TOEICの単語、英文に確実に慣れることができます。
》いきなりスコアアップ!TOEICテスト600点英文法集中講義
TOEICの問題集形の進め方は、20問位を一気に解き、丸付けして解説を読んでいく形でOKです。
後は間違えたページにふせんを貼り、そこを見返すようにするといいです。
(全てのTOEIC問題集もやり方は共通です)
続いては、文法の理解本を紹介!
④ 1億人の英文法
》一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
⑤ 総合英語 Evergreen(エバーグリーン)
深く英文法の内容を理解したいときは上記の2つの本がおすすめ。
問題集を解いていきつつ、気になったところを調べるように読むのが良いです。
特に「1億人の英文法」の前置詞の項目は読む価値あり。前置詞をしっかり学ぶと、読む時の英文イメージが膨らみます。
》英語学習で英文を正しく読めない人は【前置詞】を学ぶべき理由【学び方も紹介!】
2.【中級編~700】英文法の基礎を読解に適応し、演習
ここからは身につけた英文を、英文読解へ適応していきます。
特に、Part6などで「英文をなんとなくしか読めないな…」って思っている方は、以下のどちらか1冊を徹底的に読み込むことで、英文をしっかり読むことができるようになります。
⑥入門英文解釈の技術70
英文の読み方を基礎から教えてくれる本。
大学入試用の本ですが、めちゃくちゃおすすめ。
使い方は「日本語をまず読んで理解し、文法構造を理解した後、英文のみを2~3回読む」ようにして使っていきます。
CDもついているのでリスニングの勉強にもなりますね。
1日5つ位していけば2週間でサッと終わるのもうれしい。
⑦ 英文読解の技術100
⑥よりさらに発展的な内容まで扱っています。
使い方は先程の「英文解釈の技術70」と一緒で、内容を理解して英文だけを読む形でOK。
》大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 英文解釈の技術100[CD付新装改訂版] (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)
理解が終わったら基礎は十分。あとは公式問題集で実践あるのみですね。
⑧ 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEIC攻略に『超絶』必要な本。
TOEICを受けるならば絶対に購入しましょう
このシリーズをどれだけ繰り返すかがTOEICスコアを伸ばす鍵です。
まずは2冊位から始めるといいですね。
》公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
》公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
》公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
3.【上級編800~】圧倒的な量と慣れ
ここからはどれだけTOEIC形式の文法を解いたかの量と慣れが問われます。
⑨ TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEICで900以上取りたいならぜひこの本を使うべき。
僕はこの本を使い、TOEIC文法で満点を取りました。
使いやすく、解説はほどよい量でわかりやすい。850を超えて文法を完成したい人向けの本です。
問題集を選ぶときの注意点
問題集は自分のレベルにあった問題集を必ず使うようにしてください。
例えば、初期の段階でハイレベルの問題集に手をだしてしまうと、
- 解説が理解できなくて挫折
- 時間だけが浪費して実力がつかない
- やる気がなくなる
といったことが起きるので注意が必要です。
まずは1冊1冊丁寧に、自分の実力に応じた問題集を使っていきましょう。
ちなみにですが、
「TOEICスコアが一番伸びる参考書は何か?」
と聞かれたら、
完全に「TOEIC新公式問題集」の一択。
基礎を理解した後は、TOEIC新公式問題集をゴリゴリ解いていくだけです。
続いておすすめ問題集の使い方を解説していきます
【超効率のいい問題集の使い方を9ステップで解説!】
ここからは効率のいい問題集の使い方を9ステップで解説していきたいと思います。
9ステップで多そうに書いていますが、慣れると実は【超楽です】
そして、これを知ってしまったら他のやり方にはもう戻れません(笑)
問題集の使い方は解くVerと、復習Verの2つに分けて解説します。
- 超効率のいい問題集の使い方(解くVer)
- ① コピーしたマークシートに解いていく
- ② ①のマークシートの番号部分に(△、✗)を小さくつけながら解く
- ③ 30問ぐらい解き終わったら一気に丸付け
- ④:間違えた問題→問題番号に○で囲む
④:答えが合ってたけど微妙(△とかの)→問題番号に△で囲む - ⑤ その問題の横にふせんをつける
- ⑥ 間違えてた○と△問題を、解説を読んで理解する
- 復習Ver
- ⑦ ふせんの問題を見て復習。正解ならそのまま(もし違ってたら○を増やして◎にする)
- ⑧ その前々のふせんも同様に復習する
- ⑨ 間違えてた○、△の部分だけをもう一度解き直す
以下は簡単な解説です。
解くVerの説明
①:問題演習は、「時間は15分位で、問題量は30~40問」がちょうどいいです。
あまり多い量を解いてしまうと、丸付けや解答を読むのが雑になってしまうのでちょうどいい量を割り出しましょう
②:では△✗を小さくつけながら解くことで、本当に理解して正解したかどうを特定します。
つまり、適当に書いて正解したのかどうかの仕分けです。
③:の丸付けは機械的に一気にしていくのがコツ。1つ1つ解説見るよりこっちのが早いです。
続いて復習Ver
⑦:僕は間違えた問題番号に☓をつけずに問題番号に◯をつけます。そして再度間違えたら◎に。
こうすると間違えた問題だけが○が増えていき、ページを開いたときにめちゃ目立ちます。
ポイントをまとめると、
- 解くときは鉛筆で△✗つけながら15分ぐらい30問ほど解く
- 解いたら一気に丸付け
- 間違えた問題→○、微妙→△を問題番号の上に青ペンでつける。
- アンダーラインしつつ解説読む。
- そしてふせんをつけて解説にアンダーラインを引いて理解
- 後は見返して復習
このやり方のいいところは、飽きっぽくてもできるところですね。
実質的には、コピーしたマークシートを元に、問題集を読み込んでいくだけなので、楽ですし、「問題を見た瞬間に答えが出る」この直感力も同時につけることができます。
ノートの最初の1ページ使って永久に使わない僕でもできたので、皆さんも絶対できますよw
問題集を解くときは試験の臨場感を保つために鉛筆利用がおすすめ。
マークシート鉛筆は色々使ってきましたがこれがベスト。
僕は書きやすさを追求するために、全ての鉛筆を短く折って調節しています笑
》トンボ鉛筆 鉛筆 MONO モノマークシート用セット HB MA-PLMKN
解いていくときはタイマーを使うと効率がいいですね。
》 英語学習はタイマーで集中できる?実用テクニック『ポモドーロ・テクニック』とは【厳選タイマー5選】
英文法の問題集では、このフィルム式のふせんが使いやすいです。
》 ポストイット フィルム 付箋 見出し 9色 44×6mm 20枚×9パッド 680MSH
TOEIC英文法を解くときのよくある質問
ノートを使ってTOEIC文法問題を解くのはアリ?
これは人によりけりですが、僕はノートは使わない派です。
その理由は、実際のTOEICはマークシート型であることや、解説を書き写したりなど余計なことをしてしまうからです。
ノートに赤で単語とか書いても結局は見ないですし…。
それよりは、間違えた部分のふせんを何度も見返したほうが圧倒的に身に付きます。
なお、マークシートはTOEICの問題集についていますので、それをコピーして使いましょう。
もしない場合は公式問題集のマークシートを利用するといいです。
TOEIC文法の『勉強法の疑問』に答えます
Q1: 書いて覚える勉強法は有効なの?
A1:ぶっちゃけ効率悪すぎかな…
英語は数学ではないので、問題→解答に至るプロセスを考えつく必要はありません。
問題を見た瞬間に考えずとも答えが出ればOK。
その状態に持っていくために、問題を解き、間違えた部分を何度も見返すほうが効率的です。
何度も見返す過程で、必須単語や大事な文法事項は気が付いたら覚えていきますね。
Q2: 単語は覚えたほうがいいの…?
A2 : 単語より文法をしたほうがいいです。
英語学習っていうと「単語しないとな…」となりがちですが、TOEICは単語帳なしで戦えます。
僕の例だと、単語帳を1冊も使わずにTOEIC900は超えました。
単語帳でなんとなく勉強するよりは、文法問題集を解く、リスニングをしたほうが成果と時間対効果が圧倒的に高いですよ。
しかし、TOEIC英単語が手も足も出なくて、どうしても単語学習したい人は…以下をおすすめしておきます。
》TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
まとめ:適切にTOEIC文法を勉強して着実にスコアを上げていこう
本記事では、
- TOEIC英文法で大事な目標設定
- TOEIC英文法おすすめ参考書、問題集の使い方をレベル別に
- 効率のいい問題集の使い方
について解説しました。
TOEICの英文法問題でスコアを上げるときに大事なことは、まずは問題集1冊を丁寧に、最低3回は繰り返すことです。
そうすることで「自分やればできるじゃん…!」と自分に自信が付き、気が付いたら実力がついていきます。
まだ実力がつかないうちに他の参考書や問題集に行くのはもったいない。
まずは手元にある1冊を固めてから、次に進んでいくといいですね。
以下の記事も参考になるのでぜひどうぞ。
▶ 英語学習はメニュー化してしまうと早いです。
▶『最強の勉強ペンは青ペンである』その理由がわかります。
本記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!
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