とりあえず単語帳を買って勉強してみたけど…
単語帳で英語力が上がった実感がないな…
単語帳を使い始めてもすぐに飽きてしまうし…
効果的な単語帳の使い方ってないのかな、、、
以上のような単語帳の悩みに答えていきます。
- この記事の内容
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- 英単語帳を使うメリット VS デメリット
- 英単語帳を使うときの失敗例4つ
- 失敗例から学ぶ理想の単語帳の使い方3選
- 失敗しない単語帳選びのコツ
- おすすめ単語帳4選
単語帳は英単語を覚える上ではかなり役立つものですが、
単語帳は誰もが簡単に使える一方で、使い方を間違えると時間だけを浪費して実力が全くつかない可能性もあります。
だからこそ、単語帳は「どう使うか?」が大切です。
僕も昔は、間違った使い方をしてかなりの時間を浪費したことがありました。
しかし、
自分なりに単語帳の使い方を工夫して使ったところ、効率良く多くの単語を覚えることができ、英検1級に合格することができました。
今回は、そんな僕が「単語帳を使うメリットとデメリット、単語帳の失敗例、そして理想の単語帳の使い方の実践3つ」について解説します。
ぜひとも参考にしてください。
英単語帳を使うメリットとデメリット
単語帳を使うメリットとデメリットは以下の通り。
- 英単語帳を使うメリット
-
- 見開き1ページなので始めやすい
- 知らない単語を『一気に』覚えることができる
- 資格試験などでよく出る英単語の「抜け」を防ぐ
英単語帳を使うメリットは、
勉強しやすく、知らない単語を一気に覚えることができるのが利点ですね。
特にTOEICや英検などの試験では、1つの単語の意味を知ってるかどうかが点数に大いに直結するので、知っている単語が増えると試験には有利です。
- 英単語帳のデメリット
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- 非常に飽きやすい
- 効果が出にくい
- 使い方の良し悪しで結果が変わる
- 番号順に覚えてしまい思い出せない
- 知ってる単語に時間をかけてしまう
やはり、デメリットは「非常に飽きやすく、効果が出にくい」ことでしょうか。
間違った使い方をすれば効果が出にくいのもありますね。
以上のように、単語帳の利用はメリットとデメリットのどちらもあります。
個人的には、
『単語の抜けを防ぎ、知ってる単語を一気に増やす』目的なら単語帳の利用はおすすめです。
ちなみにですが、僕が単語帳を始めて使ったのはTOEIC900を超えてからです。
読む、聞くだけでは難しい英文に対応できない、つまり、「単語量=点数」と判断したとき始めて単語帳を使いました。
英単語帳を使うときの失敗例4選
以下では単語帳を使って英語を覚える時の失敗例4つを解説します。
いきなり赤シートや白紙で単語を確認する
大学受験で英語を勉強された方はよくありがちです。(僕もそうでした)
しかしながら、これはあまりおすすめできません。
というのは、いきなり隠して単語を覚えているかチェックしてしまうと、知らない単語が多すぎてモチベーションが下がってしまうからです。
単語を知らないから単語帳を使っているのであって、最初は知らない単語ばかりなはず。
それなのに、いきなり赤シートなどで隠してチェックしてしまうとわからない単語ばかりで気持ちがなえていきます。
赤シートで覚えるのは、ある程度読み込んでからがおすすめ
発音記号を無視する
発音記号は英語を理解するのに役立ちます。
良くある失敗例は、
「単語見ると意味はわかるんだけど、実際に聴いたときに意味が出なかった…」
といったことですね。
単語帳を使う際は、発音記号を見て、正しい単語の音が頭の中で出るようになってから単語学習をすると効率がいいかもしれません。
発音記号を覚えることは、今後の英語学習に非常に役立ちますので。
発音記号の習得はそこまで時間がかからない上に効果も絶大です!
発音記号に関しては下記の記事をどうぞ。
》英語学習に発音記号は意味ない?【純ジャパが絶対に発音記号を学ばなければならない理由とその覚え方を提案する】
教材を加工していない
試験を受けに行くと、カバーがあるまっさらな単語帳を読んでいる人をよく見かけます。
僕の持論ですが、カバーはその本を手元に取らせた時点で役割は終了してます。
カバーがあると、
勉強時にパカパカして邪魔になる
⇛ めんどくさくて開かなくなる
というように、効率の面から考えると、何回も開いて確認する必要のある単語帳には適していません。
できれば、単語帳を購入したその瞬間にカバーは捨てるか別の場所においておきましょう。
分厚いなら分割するのもアリ!
他にも、分厚い単語帳を見て、
「こんなにあるのか、もう開きたくない…。」
と思ったことはないですか?
やはり、分厚いと開くモチベが下がりますよね。
なので、分厚い単語帳は、カッターなどでレベル別に3つ位に切断
しておくといいです。
量が少なくなるので「これだけやればいいんだ!と集中力も上がる上に、終わったときの達成感も感じられます。
» 【超簡単】分厚い参考書を分解する方法【後悔なし!受験に!資格試験に!】
また、開きやすいように
小口(ページを開く部分)に色を塗って開きやすくする
など、教材は自分が使いやすいようにどしどし加工しましょう!
僕も最初は分厚い単語帳にやる気を無くしたので、レベル別に3つに分割しました。
すると、気持ちが楽になり何度も見て覚えることができました。
- 単語帳の加工の仕方の例のまとめ
-
- カバーを外す
- レベル別に3分割する
- 小口(ページを開く部分)に色を塗って開きやすくする
単語を書いて覚える
単語を書いて覚えることは無駄の極みなので、今すぐやめたほうが無難です。
これには僕が英検1級を受ける前の失敗談を例にあげます。
英検1級に向けて勉強を始めた当初、
「やばい…。単語難しすぎ…覚えてる実感ない…。」
と思った僕は、
「やっぱり単語は書いて覚えるしかない!!」と思い立ちました。
そして、
英単語帳の単語を「英語3回 日本語1回」を書いて覚える
ことを「1日3時間を2週間以上」ひたすら繰り返しました。
そこで700単語ほど書いて覚え、テストして確認した結果はどうだったと思いますか?
…
…
…
…
しっかり書いて覚えたのにも関わらず、全く覚えていなかった。
のです。
「あの苦行を続けた2週間はなんだったのか、、」
そう思った僕は、すっぱり書いて覚えることをやめました。
そして、後に説明する単語帳の使い方に変えた結果、かなりの単語を覚えることができました。
そもそも、単語は書いて覚える必要はありません。
見た瞬間にわかればいいのです。
しかし、英語を書いて覚えるのは英作文対策に有効なのでは?
と思われるかもしれませんが、
英作文で使う単語は限られているので、それ相応の問題集を使えば済むことですし、英単語帳には話し言葉、書き言葉、熟語を含めた多くの単語がのっています。
そういった単語を全部書いて覚えてたとしても、脳は使わないのですぐに忘れます。
以上の理由から、単語を書いて覚えることはオススメしません。
僕の失敗例から見る理想の英単語帳の使い方はこれ!
今度は失敗例をもとに理想的な単語帳の使い方を解説します。
まず、単語帳で目指すべきところは、
単語を見る、または聴いて、「瞬時に日本語の意味がわかり、英文に適応できる」
ことです。
そのためには、
結論:単語帳を何度も繰り返し読みましょう
何度も繰り返し読むことです。
1日100単語ぐらいの量を、英語、意味、発音記号、例文をただ読んでいく
ここで大事なことは覚えようとして単語帳を使わないということです。
すると、無理なく公平な目で単語全体を読んでいけます。
最初は身についている実感はないかもしれませんが、5,6回ぐらい回数をこなしていくと、
なんとなく知っている(認知)
⇛ 意味がわかる(理解)
⇛ 文章や流れがつかめる(適応)
と理解の段階が上がっていきます。
また、大体どの単語が覚えにくいのかわかってきます。
その時に初めて覚えていない単語をチェックすればいいのです。
無理に覚えようとする必要はありません。
まずは何度も読んで自分が使っている単語帳とお友達になる形で何度も読み込んでいきましょう!
単語帳を読んでいく際には、その単語の使われ方をつかむのが大事!
単語の例文は必ず読むようにしてくださいね。
理想の英単語帳の使い方の実践
ここからは実践です。手順は以下の通り。
理想の単語帳の使い方3つ
- その①:単語帳は読む形で何度も読む
- その② :確認作業
- その③ :語句の索引を使う
一つ一つ解説します
その①:単語帳は読む形で何度も読む
単語帳を読むときには、
『英語(発音記号)⇛ 日本語⇛例文』を一つの単語に時間をかけずに読んでいきましょう
できるだけ速く読んでいくのがコツです。
何度も回すので、1日100単語など多く単語を読んでいくといいかもしれません。
時間的には、30分~1時間で終わる無理のない分量がいいですね。
音声を入れるとなお◎。そんな感じで5回位ただひたすら読んでいきます。
その②: 確認作業
何度も読んで大体覚えてきたら、ここで初めて確認作業に入りましょう
確認の仕方は、『日本語の部分を軽く折って隠し、英語だけを見て確認』していきます。
そのときにわからなかった単語は、単語の前に確認マークを付けるといいです。
僕の場合は○を使っています。
詳しい確認の仕方は以下の通り。
- 1回目の確認
-
- 意味がすぐ出てきた単語にはマークしない
- 意味がすぐ出なかった場合は↓のように単語の前に○をつける
- 例:○ correspondent|通信員
- 2回目の確認
- チェックしてわからなかったら、↓のように更に○を増やす
例:◎correspondent|通信員
- チェックしてわからなかったら、↓のように更に○を増やす
このようにすると、間違えるごとに○が大きくなっていくので目立って記憶に残りやすくなります。
後は何度も間違える部分にふせんを貼りつつ、繰り返していきます。
マークするときの色は青がオススメ。書いても消せるフリクションペンがいいですね。
ちなみに僕は、確認作業ですぐ意味が出なかった単語は☓ではなく、【○】を増やしていくことにしています。
その理由は✕をつけていくと、自分の人生に✕(バツ)をつけるみたいでイヤなんですよ…笑
単語を覚え終わった自分の未来に○を増やす意味を込めて…
その他にも○が大きくなったら目立ってくるからという理由もありますよ!笑
その③:語句の索引を使う
さらに最終段階として、単語帳の最後のページにある索引(さくいん)をコピーしておくと、一気に単語の覚え忘れをチェックできます。
やり方は以下の通り。
索引での単語チェックの方法3つ
- 索引の中で知っている単語を棒線で消していく
例:family - わからない単語は、前に○をつけて強調。
例: ○ mortify - その後すぐに単語帳で調べる
- すべての単語が消えるように読み込んでいく
この繰り返しです。
こうすることで知っている単語、知らない単語をすぐに判別できますし、調べることで頭に強く残ります。
さらに、単語帳のデメリット「順番通りに覚える」を防ぐことができますね。
事前に索引をコピーをしておくと、索引を見ながら単語を調べて確認できるのでおすすめですよ。
失敗しない単語帳選びのコツ
単語帳選びの大事なポイントは以下の2つ。
- 評判やレビューだけでなく、必ず書店で開いて確認する
- 自分がちゃんと使えるか確認する
単語帳にもレベルがありますし、人によって合う、合わないは変わります。
なので買う前には、「おすすめだったから…」ではなく、書店で開いて、
文字の大きさ
見やすさ
内容の精度
と自分に合っているかをしっかり確認するといいです。
そして、自分が「できそう!」とおもったらそこからGOサインです。
じっくり見てベストな1冊を探してみてくださいね。
おすすめ単語帳の紹介
最後に英検とTOEICでおすすめの単語帳4つを紹介します。
TOEIC対策におすすめの単語帳2つ
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
いわずとしれたTOEIC単語帳の金字塔。
単語量もTOEICで頻出単語に限定され覚えやすいのでおすすめ。
スマートフォンで音声もDLできます。
TOEIC L&R TEST出る単特急銀のフレーズ
「TOEICを始めてみたが全く単語がわからなかった…」
そんなときはこの単語帳を使って基礎固めしましょう。
初心者向けですがTOEICの重要単語をしっかりと抑えています。
英検対策におすすめの単語帳
英検におすすめの単語帳は「でる順パス単」の1択です。僕も英検受験時はこの単語帳でかなりの単語を覚えました。
が、デメリットはちょっと無味乾燥でこなしにくい面。
「気持ちが乗らないな…」と感じたらレベル順でカットして薄くすると以外と使えるようになりますよ。
英検2級『でる順パス単』
英検準1級,1級『でる順パス単』
なお、有料のパス単アプリ(IPhone,IPad対応)を使って覚えると、音声でもしっかり覚えることができますし、クイズ形式で楽しく覚えることができます。
まとめ:正しい英単語帳の使い方を覚えて、効率よく単語を覚えよう
本記事では失敗しない英単語帳の使い方を解説しました。
まとめると、
- 単語帳は読む形で何度も読む(加工すると◎)
- 繰り返して読んで覚えてから確認作業
- 単語索引で単語の抜けをチェック
と言った形で覚えると効果的です。
単語帳を使ってきた僕が思うんですが、
「〜しないと、〜覚えなければ」
と思って単語帳に接していくと疲れますし、効果が薄いような気がします。
「よし、とりあえず気楽に5回読むか〜」笑
と最初は気楽な気持ちで接していくといいですよ。
みなさんも無理なく続けれる効率のよい「単語帳の使い方」で英語の実力を飛躍的に高めていってくださいね。
▼TOEIC英文法を基礎から理解したい方は以下の記事が参考になります。
以下はおすすめ記事です。ぜひ一緒にお読みくださいませ。
本記事は以上です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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