英検準１級のライティングを書くときに、理由とか例が全く思いつきません、、
いい方法はないですか、、、
以上のようなライティングの悩みに答えます。
本記事の内容
- 英検準１級の試験でまず書けない理由
- だからこそ知ってほしい大前提
- 英検準１級で理由＆具体例のアイデアの出し方
- アイデア出しが簡単になる万能の型【チート技】
- 理由と具体例に役立つ英文の型を知ろう
- アイデア出しからの解答例
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭 (現：英検講師)
- 英検１級 合格者
- TOEIC writing 180
英検準1級のライティングは、問題の問われ方がかなり難しくなりますよね
ポイントが４つ与えられてるとはいえ、何も思いつかず手が止まってしまう…
そんな人は多いです。
なので今回はそんな方のために、
英検準1級のライティングで理由＆具体例が思いつくための対処法を徹底的に詳しく解説しました。
特に「ポイントのアイデアを問題にどう結びつければいいかわからない…」という悩みをお持ちの方は必見の内容になっています。
記事を読むのは時間は５分ほど。ぜひじっくりご覧ください。
今回も実際の過去問を使って「本気で」解説しています。
全体的なライティングの書き方が知りたい方は以下を先にどうぞ↓↓
【英検準1級ライティング】理由と具体例を簡単に思いつく方法【チート技も解説！】
まずはその理由から解説します。
英検準１級の試験でまず書けない理由
英検の書きたいことが思いつく前に、そもそもなぜライティングが書けないのかについて考えていきます。
ライティングが書けない原因は、文法知識がとか単語力が…などいろいろあると思いますが、
英文を書く前に、「問題に対してそもそも何と答えていいのかわからない」
ことが主な理由じゃないのかと思います。
例えば、下記の実際の問題の例で見ていきます。
TOPIC：
Agree or disagree:
The government should do more to promote reusable products?
(2022年第３回問題)POINTS：
◯ Costs
◯ Effect on businesses
◯ Garbage
◯ Safety
この問題は「政府はもう一度使える製品を推進すべきか？」という問題ですが、どう考えていったらいいでしょうか。
これをライティングが苦手な方だと、
- 「いやー、そもそも推進してもいいし、しなくてもいいしな…」
- 「具体的な理由っていわれてもなぁ…」
- 「コストとか使えそうだけど、政府となんの関係が！？」
というように、「問題に対してどう考えていいかわからない、、、」となってしまうんですね。
だからこそ知ってほしい大前提
だからこそまず知ってほしい大前提は、
ライティングで内容が正しい＆知識があるかどうかは別に求められていないということ。
要は問題に対して、
「まず◎◎な理由はこれで、そのために◯◯で、△△がある」
と主張が一貫して、英文的に正しければそれが正解なんです。
書く内容は流れと一貫性があればテキトーでOK。
だからこそ、英検のライティングではPOINTSあげるからそのポイントを使ってあなたのアイデアを考えてね。その際できるだけ自然に説得してね。
という感じなんです。
英語の正しさを問う試験ではない
一般的に内容が正しいかとかはどうでもいいわけです。
先程の「政府はもう一度使える製品をもっと推進すべきか？」という問題において、
「推進すべき。理由は再利用製品は安い。例えば、再利用製品は一般的な製品に比べて80％安く購入できる」
としても正解。
「え、80％も！？」と一般的にツッコミ所満載ですが別にいいんです笑
ただ、「推進する」にした場合、「推進する理由」の主張は一貫して通さなくてはいけません。
つまり、「根拠や具体例がしっかりあって、いろんな語句、文法を使って、一貫して流れよく英文書いていますか」ってことが問われているんですね。
英検準１級で理由＆具体例のアイデアの出し方【チート技】
でも具体的なアイデアの出し方っていっても、どうやって出していけばいいの？
でも問題はアイデアの出し方ですよね。
今回の問題の場合、POINTSを見るだけだと、「政府となんの関係が？」と手が止まってしまいます。
よって、まず問題文を以下のように広げてましょう。
- 再利用製品は誰に(人々/会社/政府)よい/よくない？
- 再利用製品ってそもそもなに？
- 再利用製品のいい面は？問題は？
まずは問題文をちょっと広げてみるのが先決。
すると、、、
１.再利用製品の服とかって安い気が…安いと人々(国民)が節約できるよね。
2.再利用製品ってリサイクルされたやつか…ゴミ少ないから環境に優しいかも。
3.再利用製品って作るのお金かかりそう、安全面は大丈夫かな…
という風に広がってくると思います。
ここができて始めてPOINTSを当てはめて考えていきます。
アイデア出しが簡単になる【万能の型】
短時間でPOINTSのアイデアを思いつきやすくなるには、以下の３つの万能の型を知っておきましょう。
- お金：（高い、安い、コストかかる、節約できる）
- 時間（効率)：（時間がかからない、効率がよい、忙しい、簡単、必要）
- 健康/環境：（健康/環境によい）
お金、時間(効率)、健康を使うとより思いつきやすくなります。
アイデアの出し方の実例
では、上記の万能の型を使って今回のPOINTSを考えてみますね。
Agree or disagree:
The government should do more to promote reusable products?◯ Costs
◯ Effect on businesses
◯ Garbage
◯ Safety
「政府は再利用製品を推進するためにもっと多くのことをすべきか？」
POINTSを広げて考えた例：
◯ Costs➜再利用製品のコストはどうなのか
再利用製品は安いから人々はお金を節約できる➜例えば、再利用製品は従来の製品よりも、、(agreeの面)
◯ Effect on businesses➜再利用製品はビジネスにどう影響するのか
再利用製品はビジネスに大きなインパクトを与える➜再利用製品はそもそも安く人気があり、、、(agreeの面)
◯ Garbage➜再利用製品だとゴミはどうなるのか,誰に役立つのか
再利用製品はゴミを減らすのに役立つ➜一般にゴミを処理するのは時間がかかるが、再利用製品だと、、、(agreeの面)
◯ Safety➜再利用製品は誰に対して安全なのか
再利用製品は安全面で心配だ。例えば、、(disagreeの面)
問題文を少し広げてからPOINTSを当てはめていき、英語にしやすいのを２つ選ぶといった感じです。
書きやすさでいうと、「Costs(コスト)とGarbage(ゴミ)」が英語にしやすそうだなぁ、、、
※ 英検準１級ライティングは「ポイントを使って書かないといけない」ので、万能の型はポイントの具体例などに入れるようにしてください。
理由と具体例に役立つ英文の型を知ろう
流れを軽く書いたら、最後はその流れに英文を当てはめていきましょう。
役立つ英文の型を知っていれば当てはめやすくなります。
１文目の主張に役立つ形
- A is good for B（AはBによい）
- A has a negative/positive impact on B（AはBに悪い/いい影響を与える）
- A contribute to B(名詞）(AはBに貢献する）
- encourage A to V（AがVするのを助長させる）
- A allow B to V（AがBするのを許す）
- It is important /necessary/essential for A to V（重要/必要/必須だ）
２文目の例に役立つ形
- For example,（たとえば）
- By Ving, A can V（Vすることで、できる）
- If SV, s will v（もし～なら、できる）
- Due to A, (Aが原因で）
- Thanks to A , B is able to V（Aのおかげで、～できる）
- It means that..（それは意味している）
３,４文目の最後に役立つ形
- As a result, （その結果）
- result in A (Aの結果となる)
- Because of this,（このおかげで）
- A lead to B(名詞)（AはBにつながる）
他の英文フレーズも知りたい方は以下の記事も参考になります。
》【英検準一級】ライティングで合格点を取る！そのまま使える表現とフレーズ10選【出題傾向から作成】
アイデア出しからの解答例
最後にアイデア出しから「Costs」＆「Garbage」の２つを解答例として紹介します。
Costs（コスト）
◯再利用製品は安く、人々のお金の節約になる➜80％安い(リサイクルされている)➜政府がサポート➜手頃に買える➜人々はかなりのお金の節約
Reusable products are not so expensive and it is beneficial for people to save money. For example, reusable items are sold 80% cheaper than the usual products because most of them are recycled. If the government support companies that promote reusable products, more and more people can purchase such goods affordably. As a result, they can save a huge amount of money.
(再利用の製品は安く、人々がお金を節約するのに役立つ。例えば、再利用製品は普通の製品よりも80％安い。その理由はリサイクルされているからである。もし、政府が再利用製品を推進する会社をサポートすれば、多くの人は再利用製品を手頃に買うことができる。結果として、人々は多くのお金を節約することができる。)
Garbage（ゴミ）
◯再利用製品はゴミを減らす➜ゴミを処理するのは時間かかるが、再利用製品だと簡単➜政府が促せばゴミの量が減る➜地球を守る
Reusable products contribute to reducing garbage. Generally, It takes a lot of time to dispose of garbage but reusable items such as paper bags and straws are easier to deal with. By the government encouraging people to use these items, the amount of garbage will decrease every year. This will lead to saving the earth.
(再利用の製品はゴミを減らすことに貢献する。一般にゴミを処理するのは時間がかかるが、再利用の製品だと簡単に処理できる。政府がこれらの商品を人々が使うことを推進することによって、毎年出るゴミの量が減っていく。これは地球を守るのにつながる。)
後は導入と結論を書いたら完成だね！
『導入＆結論の書き方』は英検準1級ライティング完全版への記事が参考になるよ。
英検準1級で 英文を添削してもらうことは超大切
ここまででなんとなくポイントの思いつき方がわかったと思います。
そして、次にすることは参考書＆過去問で実際に英文を書いてみて、添削してもらうこと。
なぜ英文を添削してもらうことが大切なのか
その理由は以下の３つ。
- ネイティブが使わない表現を使っていた
- 文法を間違って理解していた
- スペルミス多発。流れがぐちゃぐちゃだった
特に自分が書いた英文が気が付かずに大量失点されている場合がかなり多いですし、これは解答を見るだけでは正直わかりません。
現に僕も英検準1級を受けるときには、ネイティブに英文を添削してもらいました。
正直自分ではできてると思ってたんですが、赤で線を引かれてめちゃくちゃ添削されて、、、
でも添削してもらうことで「あ、こんな感じにすると減点なんだ、文法間違って理解してたな、やば…」ということがわかり、無事に合格できました。
特に準１級ではライティングで12/16点以下を取ると即不合格が確定。
参考：【最高】英検準1級に1ヶ月で合格する勉強法 【独学可能です】
ライティングはめちゃくちゃ大切です。
なお、添削サービスはかなり割高すぎるのでオンライン英会話を使えばコスパよく添削してもらえますよ。
まとめ：得意な流れを見つけよう
本記事をまとめます。
- ①問題文をちょっと広げて誰に、どうなるかで考える
- ②POINTSに３つの万能フレーズを使ってみる
- ③英文の型にあてはめる
- ④書いたら英文を添削してもらう
上記を意識することで、理由と具体例が書きやすくなったのかなと思います。
では英検準1級合格へ向けてがんばってくださいね。
というわけで今回は以上です。
おすすめの参考書ってある？
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