英検準1級が新形式で新しくなるらしいけど、、
詳しい変更点など詳しく知りたい!
以上のような疑問に答えます。
本記事の内容
- 準1級の全体像【リニューアル後】
- 新形式の主な変更点3つ
- 新形式はいつから行われるのか
- ネット試験CBT試験の場合は?
- 準1級の新形式にはどう対策すればよい
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭
- 英検1級保持
- 現在オンラインで英検指導中
英検準1級が2024年度から新傾向にリニューアルされると発表されました。
しかし、これから英検準1級を受ける方にとっては、
- 新形式はいつから始まるのか
- リニューアルで何が変わるのか
具体的に気になりますよね。
ということで今回は、今後の準1級の具体的な変更点とその対策法をかなり詳しく解説しました。
新形式 準1級の全体像【リニューアル後】
まずリニューアル後の変更点についての全体像を見ていきます。
新形式の英検準1級
試験時間 | Reading | Writing | Listening | Writing | |
準1級 | 90分(変更なし) | 41問→31問へ減少 大問1「単語問題」の7問削除(単語問題) 大問3:長文の内容一致1つ削除(設問No. 32-34) |
英作文問題が2題へ。 「要約」問題の追加 |
変更なし | スピーキングの意見問題(No.4)に 話題導入文が追加 |
※ 合格基準スコア(英検CSEスコア)はこれまで通り。
※4技能の英検CSEスコア配分の変更なし。
※ 2024年度5月のネット試験から順次施行
以下で詳しく解説していきますね。
新形式の主な変更点3つ
変更点は以下の3つです。
- ①長文/語彙の設問数が10問減少
- ②ライティングに要約文が追加
- ③スピーキングの意見問題に話題導入文が追加
①長文/語彙の設問数が減少
まずリニューアル後のリーディングでは、総問題数が10問少なくなりました。
41問➜31問と減少
大問1:単語問題
これまでの単語問題:25問➜18問へ(7問削除)
長文問題
これまでの内容一致長文3つ➜長文2つへ(長文1つ:3問削除)
ライティングの大幅変更に合わせるにあたり、単語問題7問と、3つあるうちの長文の内容一致選択3問のうち1題 問題を減らした感じですね。
これまでの長文問題の全体像はこちらを参考にどうぞ↓
②ライティングに要約文が追加
今回一番の変更点がライティングの『要約文』の追加です。
これまでは意見を求める『ライティング1問』だけでしたが、リニューアル後は、
パラグラフ(長文)を読み、その長文からその文章がいいたいことを要約して書くライティング問題が追加されて、ライティングが2問に増えました。
このライティングの要約問題の+1問がかなりの変更点です。(下記で詳しく解説しています)
③スピーキングの意見問題に話題導入文が追加
スピーキング問題では、意見問題の最後の問題No,4に話題導入文が追加されました
これはどちらかというと、より具体的にポイントを答えやすいようにした感じですね。
参考:英検準1級 新形式
導入部分の文章があることで以前よりポイントが思いつきやすくなりました。
ここまで変更点を軽くまとめると以下です。
- ①リーディングの問題が減少
- ②ライティングに要約問題の追加
- ③スピーキングで話題文が追加
点数などの変更点は?
点数などの合格基準スコア(英検CSEスコア)の変更はありません。
1次試験であれば、これまで通りの2250点です。
参考:これまでの準1級のスコアレポートはこちら↓
新形式はいつから行われるのか
英検公式によると『2024年4月からリニューアル』とのこと。
しかし、英検準1級には現在
- ①:従来までのペーパーテスト
- ②:ネット試験CBT試験
の2つあります。
紙の試験の6月の第一回目から変わるということで間違いないですが、問題はネット試験のほうです。
ネット試験CBT試験の場合は?
ネットのCBT試験は紙の試験より1ヶ月早い『5月から』行われることが決まっています。
つまり、全体としては5月にネット試験が最初に行われた後に、6月のペーパー試験で本格的に移行していくといった感じですね。
以下では具体的な対策法について見ていきます。
準1級の新形式にはどう対策すればよい?
今回の変更で最も大事なのは、全体の点数に最も直結する『要約問題』です。
要約はライティング問題の一部であり、合否に最も関わる問題といってもいいすぎではありません。
よって、これまでの意見問題の対策に加え、要約問題が追加されることにより、かなり負担が増えます。
対策すべきはライティングの要約
まずライティングの要約問題を以下で見ていきます。
リニューアルにあたり、要約問題&解答例は、英検公式サイトからサンプル問題として事前に与えられています。
要約サンプル問題
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/pdf/2_grade_p1_w.pdf
どんな問題なのか
要約問題で与えられた文章は、「3パラグラフで構成」されたアカデミックな(学術的な)文章。
これまでの長文内容一致問題に近い文で語数は200語ぐらいです
これを『60~70語にしなさい』というのが要約問題。
解答例はこちら
↑200語程の長文から、60~70語ぐらいの文(4,5行ぐらい)に要約してますね。
各段落ごとに「文章の言いたいことをパラフレーズしながら」上手にまとめています。
詳しい要約問題の解き方は以下の記事を参考にしてください。
評価点について
要約問題の評価点は16点。意見問題と同じの、
- ①内容/4
- ②構成/4
- ③語い/4
- ④文法/4
上記の観点で評価されます。
要約練習はどうする?【対策本は?】
要約問題で大事なのは問題を解き、実際になれるのが大切。
とはいえ、2024年3月現在はリニューアル後の要約問題のテキストなどは以下のみ販売している模様。
著者はTOEIC等で英語界の第一線で活躍するモリテツさん&武藤さん。
興味がある方は手にとってみるといいと思います。
過去問集も要約のオリジナル問題が追加されています
後はこれまで通りの準1級の対策をしていきましょう。
まとめ:要約問題をしっかり対策しよう。
本記事では英検準1級の新形式の変更点&対策について解説しました。
おそらく4月ごろから各出版社等も本格的に対策本などに本腰を入れてくるのではないかなと。
確実に難化することが予想されますので、英検準1級の合格が早く欲しい方は、4月に新しく切り替わる前にネットのCBTを受けておくことをおすすめします。
というわけで本記事は以上です。
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