英検準1級のリスニングって難しいな、、
どの点を意識すればもっと得点できるんだろう…
問題を解くコツや対策法が知りたいです、、、
このようなリスニングの悩みに答えます。
本記事の内容
- 英検準1級リスニングはなぜ難しい【理由&解くコツ】
- 英検準1級リスニング具体的な対策法【1つ】
- 英検リスニング進め方【3ステップ】
- 英検準1級リスニング問題を解くコツ【本番で超使える】
- リスニングでメモするのは有効?
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭
- 英検1級合格者
- 現在オンラインで英検指導中
英検準1級リスニングは、聞く英文の内容がかなり難しくなりますよね。
普通に対策しても、なかなか聞き取れるようにはなりません。
ではどうするか?
まずは難しい理由を知り、効果的な対策をしていくよりほかありません。
今回は、リスニングを難しいと感じる人へ向けて、リスニング問題の解き方のコツやテクニックを完全解説しました。
ぜひともじっくりご覧いただき、リスニング攻略の足がかりにしてくださいませ。
英検準1級リスニングは難しい?【対策法&コツ】
まずは全体像から。
英検準1級リスニングの概要【簡単に解説】
英検準1級のリスニングセクションの構成は下記です。
題形式 | 特徴 | 問題数 |
Part 1 会話内容一致問題 |
・2人の会話を聞いて内容が一致している 選択肢を選ぶ問題。 ・英検2級よりも会話の長さが少し長い |
全12問 理想 (8/12問) |
Part 2 文内容一致問題 |
・1人が話している内容に関して適切な選択 肢を選ぶ問題。 ・問題数は1つの音声につき2問。 ・難関パート。 |
全12問 理想(7/12問) |
Part 3 Real Life形式問題 |
・状況把握問題。 初めにSituationとQuestionを読む時間が約10秒 ほど与えられる。 それを読んでから聞き、適切な選択肢を選ぶ問題。 ・会話をイメージしつつ答える。 |
全5問 理想( 3/5問) |
合計=29問 | 理想 18/29 |
リスニングの理想的なスコアは、
- Part1「7割」(7/12問)
- Part2「5割」(7/12問)
- Part3「6割」(3/5問)
⇒ 理想スコア 18/29
上記が取れればベスト。
とはいえ、リスニング4割でもリーディングの語彙特化&英作文特化なら十分合格は可能です。
詳細は以下の記事をどうぞ。
ただ、リスニングは難しいですし、4割取れないと確実に不合格が確定してしまうのでリスニング対策は絶対にしておいてください。
英検準1級リスニングはなぜ難しい【理由&解くコツ】
英検準1級のリスニングは難しい、そしてTOEICより難しいという人もいます。
その理由は以下の2つ。
- ①問題文が書いてない
- ②アカデミックな内容である
詳しく解説します。
理由①:質問文がない
まず英検準1級のリスニング問題では質問文が書かれていないんです。
書かれているのは4つの選択肢のみ。
質問文をしっかりと聞き、選択肢を選ぶ形であるため、質問文をしっかり聞けるところまでが大事になってくるんですね。
リスニングの問題を解くコツはこちら
- その①: 選択肢の先読みをしてどんな問題が読まれるかイメージする
- その②:「 聞く⇒解く⇒先読み⇒聞く 」のペースを壊さないで進める。
下記で詳しく解説しています。
理由②:アカデミックな内容である|Part2
特に英検準1級のPart2ではアカデミック(学術的)な内容です。
内容は「警察の尋問例」など、~の研究が…といった感じ。
しかも、読まれる選択肢が長い上に、質問には2つ答えなければなりません。
ではどのように対策して行くかというと、、
Part2ではメモせず集中して聴く
Part2の解き方のコツは、読まれた内容を集中して聞く。これ一択です。
おおざっぱにどんな内容かをとらえるように集中して聞きましょう。
なお、パート2での問題は2つありますが、それぞれ
- 1つ目の問題:前半に読まれたもの
- 2つ目の問題:後半に読まれたもの
となっています。
「誰が何をしたのか」がよく問われるので人の名前とかをしっかり聞いておきましょう。
※ リスニングでのワンポイントアドバイス
リスニングのPart2はいわゆる「難関パート」
ここは半分取れればOKと気軽に考え、楽しくて比較的点数を取りやすいPart1とPart3を重点的にこなしていきましょう。
英検準1級リスニング具体的な対策法【やばい?でも大丈夫】
英検準1級リスニングの対策法はただ一つ。それは、、
解かずに最初から英文スクリプトを聴いてパターンを身につけることです。
こういうと、「え、解かないって、、そもそも解かないと点数とれないじゃん」
そう思いたい気持ちもわかりますし、
他の英語講師などは「まず問題を解いてみなさい」みたいに言う人もいます。
でもですよ?
そもそも準1級のリスニングは難しい。
英検2級にやっと合格した人には全く聞き取れないでしょう。
とすれば、最初から解答を見つつ、英文だけを聴いてパターンを理解していくほうが効率的ではないですか?
リスニング学習でもっとも大事なのは復習、何度も音声を聞くことです。
ちなみに僕は『この方法』で英検1級も合格。そしてTOEICリスニングも満点です。
おすすめ参考書は英検の過去問一択。
手を広げずにこれだけを以下の進め方で進めると最速合格できます。
参考:【最速】英検準1級に合格できるおすすめ本参考書ルート【プロが徹底解説!】
自分でリスニングを解いた場合…
・間違いすぎてなえる
・自分の間違った答えが記憶に残る
・正解した問題は復習しない
などのデメリットもあったりします。
以下ではその英検リスニングの進め方を3ステップで紹介していきますね。
英検準1級リスニングの効果的な進め方【3ステップ】
リスニングの進め方はこちら
- 【その①】まず日本語訳を見て内容を理解
- 【その②】英文スクリプト見ながら英文を聞く
- 【その③】問題文、答え方の解説を見る
【その①】まず日本語訳を見て内容を理解
まずはいきなり日本語訳、単語の意味を見て内容を理解しましょう。
日本文から見ると、英文の内容が理解しやすくなります。
理解したら読んで英文を理解します。
【その②】英文スクリプト見ながら英文を聞く
内容を理解した後は、英文スクリプトを見ながら英文を聞いていきます。
進め方は、
- ① 英文スクリプトを見ながらただ「聞く」(1回)
- ② 英文スクリプトを見ながら言ってみる(オーバーラッピング)(1回)
- ③ 英文見ずに聞いて、聞き取れなかった箇所を特定しもう一度英文を見る1回)
上記のようにしていくといいです。3回位が理想です。
【その③】問題の答え方を解説を見て理解する
最後は、「問題文&その解答」を見て問題パターンを理解します。
「あ、これはこのワードがあるから正解なんだ」と理解したら最後にもう一度聞いて次の問題へ。
1つのスクリプトにかける時間は5分ほど。後は時間をおいて何度か聞いて復習します。
なお、リスニングには「ウォークマン」が最高です。
今回紹介した「ウォークマンを使った超詳しい方法」は以下をどうぞ。僕がリスニングするときの実況中継も書いています。
英検準1級リスニングで最も効果的な復習方法
ここでは効率的な復習方法とその効能を見ていきます。
リスニング勉強にシャドウイングは効果的なのか
英語のリスニングの勉強の仕方はシャドウイングとか色々あるけど、おすすめなやり方ってあるの?
英語リスニングの勉強は色々あって悩みますよね。
個人的に最も効果があると思うのは以下の4つ。
- スクリプト見ながら聞く
- 英文見つつ、聞きながら発音(オーバーラッピング)
- 何も見ずに聞く→英文スクリプトで確認
- 聞き流し(電車の中や散歩中とかに理解したのを聞く)
先程、説明したやり方です。
ぶっちゃけ、シャドウイング(英文見ずに聞こえたのを言う)とかしなくても上記の4つでリスニングの力はガンガンついていきますので安心してください。
シャドウイング等のリスニングの効果をもっと知りたい人は以下の記事が参考になります。
》【徹底比較】英語リスニングはどれが最も効果的?【結果はすごいことに…】
なお、リスニング力には発音がとてつもない位関わってくるので、発音を鍛えたい方は【最高】英語の発音本おすすめ7選をプロが「選び方から学び方」まで丁寧に解説!【独学可能です】をどうぞ。
リスニングの以外な効能とは?
実は、英検リスニングのPart2(論文パート)をすると、
単語量や文脈を推測できるようになり、長文を読むスピードもかなり速くなります。
正答率も上がるので一石二鳥ですね。
英検準1級リスニング問題を解く3つのコツ【本番で超使える】
本番で超使えるテクニックを以下では解説します。この3つは本番で超使えます。
- ① 問題文の先読みする
- ② 先読みからの解き進めペースを守る
- ③ 指を使う
詳しく解説していきます。
① 問題文の先読みする
まずは英検準1級のリスニング問題が始まる5分位に、リスニング問題の4つの選択肢をできる限り先読みしてください。
その理由は、先読みをすると聞かれる内容を事前にイメージできるようになるから。
例えば、リスニング問題の選択肢が以下の場合を考えてみます。
1. Get the woman to fill in(補充する) for the receptionist.
2. Ask the woman to fire(辞めさせる) the receptionist.
3. Do(自分でする) the receptionist’s job herself.
4. Warn(注意する) the receptionist about being late.
このとき、先読みで上記の選択肢を読んだときに、
- 受付(receptionist)の話をしている
- 辞めさせたり、代わりの人を入れたり、注意したりする話
なのかな?と予想できますよね。
後はその会話のイメージを元に音声を聞いて、正解の選択肢をマークしていくだけです。
これがいわゆる『先読み』です。
② 先読みからの「解き進めるペース」を守る
問題文の「先読み」では、「先読みして解くペース」を守ることが大切。
「 設問を読む→ 聞く→ 答えをマーク⇒次の設問を先読み⇒聞く⇒答えをマーク… 」のペースを壊さないで進めれば、安定して点数を取ることができます。
③ 指を使う裏ワザ
②の先読みから解く時は指を使うと効率がいいです。
「聞いて答えだと思ったら速攻で指をおく」ようにする。
爪のところになるようにするのがコツ
こうすることで速攻マークできますし、次の問題を先読みしやすくなります。
このやり方はTOEICリスニングでも超超超使えます。
ぶっちゃけあまり教えたくなかったw
リスニングでメモするのは有効?
これは結論。おすすめしません。
理由は単純で、メモすることで聞き落としが多発するから。
やってみるとわかりますが、メモした部分は字が汚くなって後から読めずにあまり役に立ちません。
それよりはしっかりと聞かれた内容を集中してイメージしつつ聞いたほうが点数は安定します。
まとめ:リスニングでは復習が大切
本記事をまとめます。
- 最初から解答を見てパターンに慣れる
- 復習が最も大事。何度も聞く。
- 問題を解くときは先読み。ペースを崩さない
- リスニング中はメモせず集中して聞く
このようにすると、短期間でもリスニングの点数6割はいくと思います。
リスニングは4技能全てのスコアが上がっていきますので、ぜひとも習慣に取り入れるようにしてみてください。
メニューを作るとしやすくなりますよ。
》【最高】英語学習はメニュー作ると効率UP!【具体的なアイデアを提案する】
ということで今回は以上です。以下の記事もどうぞ。
英検準1級 参考記事
- リーディングの詳しい解説です
》英検準1級の長文リーディングが読めない人必見!【プロがコツ& 対策法を解説】 - 英作文の詳しい書き方、コツ!
» 【実例公開】英検準1級ライティングのコツ&対策法【過去問から丁寧に解説】 - 2次試験スピーキングのテクニック満載です
》【2週間でOK】英検準1級の面接対策!スピーキングで高得点をとる練習法、コツ
▼リスニングには「ウォークマン」その隠された使い方とは…
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