簿記3級に知識ゼロから挑戦したいです
おすすめテキストとその選び方を教えてください、、
以上のような、簿記3級の疑問に答えます。
本記事の内容
- 簿記3級のテキスト選びのコツ
- 簿記3級のテキストの種類3つ【選び方】
- 簿記3級おすすめテキスト5選
- テキスト選びに迷ったら【この3冊】
- テキストを進めるルート【ネット試験特化】
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭(英検1級)
- 簿記3級→8日で合格
- 簿記2級→1ヶ月で合格
(知識ゼロから完全独学)
簿記3級に独学、それも短期間で受かる1つの秘訣は、
「正しいテキストを使って効果的に勉強すること」
これに尽きます。
とはいえ「初心者の方or 簿記を始めようか悩んでいる方」にとっては、正しい本選びってむずかしいですよね…
今回は、短期(8日)で合格した僕が、
合格に必要な全ての本を解説
しているので、ぜひ正しい本選びの参考にしてみてください。
※ 僕自身が「ネット試験合格者」なのでネット試験のテクニックもあるかも…
簿記3級テキスト選びのコツ
簿記3級のテキスト選びのコツは下記です。
- ①入門書は必要ない
- ② テキストは1冊に絞る
- ③ 必ず最新版を買う
詳しく解説していきます。
①入門書は必要ない
簿記3級に合格することを考えると入門書は必要ありません。
簿記3級のテキストに最初から入ってOKです。
でも初心者の方には、
いきなりテキストは不安…
まずは入門書で理解したいな、、
そう思う方もいる思います。
僕も1ヶ月前はそう思ってました。
しかし、入門書は「わかりやすく書こうとするあまり、説明が長くて理解しにくい」です。
それに、簿記は、問題を解くことでしか理解できるようにはなりません。
そのため、さっさとテキスト&問題集に入ったほうが圧倒的に理解できます。
入門書の「わかりやすそうな感じ」に惑わされないでくださいね。
② 理解テキストは1冊に絞る
これもめちゃ大事です。
簿記には出版社orシリーズで3,4種類あるかと思いますが、
理解テキストはどれか1冊にしぼりましょう。
その理由は、まず理解テキストでブレたら、簿記を理解するのに大事な全体像がわからなくなるから。
理解テキスト本は「1冊」でいいと思います。
(下記で詳しく紹介しています)
どうしても合わなければ別シリーズを使うのも手ですが、決めたら最後まで使い通すことが大切です。
③ 最新版の本を選ぶ
簿記は、年ごとに試験範囲が増えたり減ったりして出題内容が変わります。
なので、最新の出題傾向に合わせるためにも、必ず「最新版」を購入しましょう。
例:2023年なら「2023年と記載」
なかには、ネット試験でよく出る問題の解説を増やしてくれる、神のような本もありますよ、、、(下記でその本を紹介しています)
気になったら、まずは本屋で手にとって見てみるのもおすすめ
簿記3級のテキストの種類3つ【選び方】
続いては簿記3級のテキストの種類を紹介します。
簿記3級本の種類3つ
- 種類①: 理解本(テキスト&問題集)
- 種類②: 予想問題集(過去問)
- 種類③ :補助本(仕訳集)
上記の3つ。
簿記3級を進めていく上では、
- 理解本で理解しつつ、問題に慣れる
- 過去問で解ける力をつける
この①の理解本と②の予想問題集は必須です。
理解本の例:スッキリわかる日商簿記3級
予想問題集(過去問)の例:スッキリ受かる日商簿記3級 予想問題集
そして、③補助教材を「自分が苦手な分野、復習チェック」に使う形ですね。
下記では、上記の①、②、③の順番でおすすめ本を紹介していきますが、ここで大事なことを一つ、、、
簿記3級に必要な本は数冊でOK
タイトル通り。
独学で合格するのに必要なのは、
- ①基本テキスト1冊(理解本)
- ②予想問題集(過去問)1冊
- ③+α
を何度も繰り返すこと。全部で3冊ぐらいで大丈夫です。
大事なことはテキストより「勉強のやり方」のほうです。
簿記の勉強方法は以下の記事を参考にどうぞ。
》【初心者がゼロから】簿記3級独学勉強法!8日で合格した秘訣を徹底解説!【完全版】
ネット試験はどのテキストがおすすめ?
ネット試験だから別の本を使うとかはなく、下記で紹介するテキストを使っていけばOKです。
基本的に、問題集を購入すれば、ネット試験の「模擬試験」も自動的についてきます。
簿記3級に独学で合格するおすすめテキスト&問題集5選
おすすめテキスト&問題集5選
まずは①の理解本から。
1.スッキリわかる 日商簿記3級
日商簿記3級を受けるにあたってベスト・オブ・ベストな理解本&問題集。
迷ったらこの本を選んでおけば間違いありません。
(僕もこの本を使って合格しました)
この本の特徴は、イラストを使って問題の解き方をストーリー仕立てで理解できること。説明も必要な分量で、かなりわかりやすいです。
引用元:TAC 出版
改新版されて、ネット試験に対応できるように分量を増やしてくれたこともうれしいですね
Web仕訳プログラムがあるので、学んだところの復習にもGood!
かなりおすすめな理解本です。
僕自身、ネコのゴエモンの可愛さ&わかりやすさに惚れ込んで2級もこのシリーズを使いました笑
続いて、②の問題集(過去問)です。
2.スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集
実際の出題された「過去問題9回分&ネット試験5回分」がついてくる問題集。
この問題集のいいところはなんと言っても「質の高さ」。ネット試験でも頻出の分野をカバーしています。
特徴
- 試験でよく出る頻出の問題が多い
- ネット試験を5回分練習できる
- 解説も簡潔でわかりやすい
- 持ち運びしやすくコンパクト
上記のスッキリわかるの問題集版なので、スキわかを理解しつつ、進めていくといいですね。
この問題集をやり込めば合格が見えてきます
3.合格するための本試験問題集(日商簿記3級)
「過去問12回分&ネット試験10回」解ける最強の問題集。
試験に頻出な部分をかなり練習できます
特徴
- 「第1問対策」のように頻出例題→解説あり
- ネット試験の模擬試験プログラム10回(紙と問題は別)
- 解説が一つ一つ詳しい
一つだけデメリットを付け加えるとすれば、大きくて重いことぐらいですが、演習の量が多いので、苦手な分野を深めるのにかなり使えます。
ネット試験対策にはこの本がベスト。(ネットの仕様が近い)
過去問題集は「スキうかor本試験」どっちか1冊を好みで選ぶといいです。結構問題も被ってます。
最後は、③の役立つ補助本2つ。
4.日商簿記3級 みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本
理解しにくい「勘定記入」「精算表」などの、よく出る問題の解き方を詳しく学べる本。
大切な問題はかなり紙面のページを割いて、わかりやすく解説しています。
「どうしてもわかりにくい分野を深める」ワンポイントで使うのがおすすめ。
5.究極の仕訳集 日商簿記3級
簿記3級の「第一問対策」に役立つ「仕訳集」です。
必要な知識がコンパクトにまとまっていてわかりやすいです
特徴
- 単語帳サイズで持ち運びしやすい
- 左ページに「問題」、右ページに「解答解説」のレイアウト
- 問題→解説→ストーリーでわかりやすい
仕訳はとにかく範囲がめちゃ多いし、復習しないとわすれがちですが、この本だと気軽に確認できますね。
テスト前の最終確認にも◎。
簿記3級のテキスト選びに迷ったら…【この3冊でOK】
簿記3級に最速で合格したいなら、
- ① スッキリわかる 簿記3級
- ② スッキリうかる簿記3級 本試験予想問題集
- ③ 究極の仕訳集 簿記3級
先ほど紹介したこの3冊がかなりおすすめ。
ぶっちゃけ、僕は①と②だけで合格しています。
でも③もあったほうがいい。
その理由は2つ
- 3級は「大問1の仕訳」の割合がかなり高い(15問✕3点= 45点/70点)
- 簿記は覚えて理解しても片っ端から忘れていく
つまり、大問1の仕訳でどれだけミスしないかが合格に直結しますが、テキストで一つひとつ問題を復習していくにはやはり時間がかかりすぎます。
忙しい社会人の方だと毎回テキストを見る時間が取れないですよね、、、
しかし、仕訳集なら単語帳サイズで気軽に見ることができるので片っ端から忘れるのを防ぐことができます。
直前期に総チェックするのにも役立ちます
簿記3級のテキストを進める最速ルート【ネット試験特化】
簿記を進める参考書ルートはこちら
- その①: 理解テキストで基本的な問題を解けるようになる
- その②: 過去問(予想問題)を解き切るようにする
- その③: ネット試験に慣れる
さくっと解説します。
その①:理解テキストで基本的な問題を解ける
まずは、理解テキストで「問題のストーリー」を理解して、基本的な問題を解けるようになってください。
全体像をまずは早く理解するように意識して進んでいきます
そして、各問題は、「説明部分を隠してすぐに言える or 解き方がわかる」のが理想です。
その②:過去問(予想問題)を解き切る
次は、過去問1つ1つを「解き切れる」ようになりましょう。
ここであえて「解き切れる」と書いたのは、その問題を
「何ない状態から電卓を使って入力し、解き切って正解するまで」
を強調したかったからですね。
簿記は数学です。そして、部分点はありません。
たとえ問題を理解しても「問題を解き切らないと」点数に直結しません。
そのためには、問題を見た瞬間に「解き方がわかり、電卓を使って解き切る」ことが大切なんですよ。
それには同じ問題を3回ぐらいは、何度も繰り返して解くことが大事になります。
おすすめ電卓
電卓の使い方も大切です。これは以下の記事をどうぞ。
》簿記3級初心者必見!絶対役立つ電卓の使い方3選(※ 準備中です)
その③:ネット試験に慣れる
最後は、ネット試験を受ける方はネット試験に慣れることは超大切。
ネット試験は紙ベースと違って、問題文に書き込みができないことから、難易度が爆上がりします。
つまり、ネット試験では、
- ①画面から問題を見て理解
- ②白紙にメモしつつ仕訳/問題を、電卓を使いながら解く
- ③マウス、打ち込みを同時並行で行う
上記の全ての操作が必要になるので、事前に何度も練習する必要があるんですね。
しかも試験時間は60分で紙の試験と一緒です。
では、そのネット対策はどう準備すればいいでしょうか。
ネット試験の対策法とは
気になる対策法ですが、これは、問題集についている模擬試験プログラムを「キーボードとテンキー」を使って練習すればOK。
おすすめ「キーボード&テンキー」
ネット試験は最初は難しいですが、何度かすると意外に慣れてきます。
何度もやってコツをつかんでいってください。
ネット試験を受ける方は下記の記事が参考になります
》【完全版】簿記3級!ネット試験特化!どう対策する?【短期合格者が解説】(※ 準備中です)
テンキー&キーボードで実際に練習しないと、時間配分とかまず間に合わないので、必ず練習しましょう、、
まとめ:簿記3級の合格の鍵は「テキスト選び」です。
今回は、簿記3級におすすめの本と選び方を紹介しました。
僕自身、本選びに意外と時間をかけて合格を果たしたので、本選びはかなり大切ですよ。
ぜひ「これだ!」という本で合格を勝ち取ってくださいね。
簿記には「ちゃんとした電卓が必須」
簿記には以下の電卓が超絶おすすめ。
僕はこの電卓を使って2級も1ヶ月で受かっています。
多少高くても、電卓にはこだわるのが◎
以下は参考記事です
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