宅建に独学で挑戦したいんだけど、どの本を選べば合格できるんだろう、、
宅建に合格できるテキストとその選び方を教えて下さい、、
以上のような悩みに答えます。
本記事の内容
- 宅建士のテキストの種類は4つ
- 宅建士に合格するには最低限何が必要か
- 宅建士に合格できるテキストを選ぶときのポイント
- 宅建士に独学で合格できるテキスト8選【厳選】
- 宅建士の人気テキストランキング比較リスト
- テキスト選びに迷ったら
- 筆者が宅建士に4週間で合格したテキストとは
- 宅建士に合格できる過去問集【おすすめ一覧】
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭(英検1級)
- FP2級技能士に6日 / 簿記2級に1ヶ月で合格
- 宅建士に4週間で合格(完全独学)
近年の宅建試験は本当に難しくなりました。
特に去年2024年では過去一番と言っていいほど難しくなっており、今後も難化していくことは間違いないといっていいでしょう。
そのときに大切なのは「どのテキストを使うか」
いうなれば難化した宅建士に対応できるテキストを選ぶことが合格には絶対条件になってきます。
そんな僕も去年のテキスト選びでは徹底的に「受かる」テキストを選びまくり、その結果4週間で合格。
今回は、そんな僕が「宅建に独学で合格するためのテキスト」を徹底的に詳しく解説していきます。

有料級の情報を詰め込みました。
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宅建についてまず詳しく知りたい方は↓からどうぞ。
» 宅建士はどんな試験?短期合格者が詳しく解説!(作成中です)
宅建士のテキストの種類は4つ
宅建本は大きく分けて4つあるのかなと思っています。
- その①:入門者用テキスト→マンガ、内容を少なくしてわかりやすくしたもの
- その②:基本テキスト→ 宅建の知識のベースとなる基本のテキスト
- その③:過去問→分野別問題、一問一答(肢別)問題、年度別過去問、予想問題集ま
- その④:要点集→要点や重要事項をまとめたもの
合格を目指すといっても、上記全てのテキストが必要というわけではありません。
宅建士に合格するには最低限何が必要か
では宅建士に合格するために最低限何が必要なのかと言われると、
僕的には下記の2つあればまずはOKかなと思っています。
合格に必要なもの
- その②★基本テキスト
- その③★過去問(分野別過去問)
後は理解度に合わせて、
- その①:入門テキスト(マンガ)→理解しにくい分野や導入のみ読む
- その④:要点集→テキストの内容をさっと確認するために読む
ように使うと効果的です。
なお、過去問は以下の記事で詳しく解説しています。
» おすすめの過去問集一覧(準備中です)
宅建本の多くはシリーズ化されている
多くの宅建本は使いやすいように、「テキスト」、「過去問」と同じシリーズで販売されている場合が多いですね。
中には「シリーズで揃えたほうがいいのかな、、、」そう思っている方も少なくないと思います。
ただ、本当に「テキストと過去問は同じシリーズ」で揃えたほうがいいのでしょうか。
過去問はシリーズでそろえる必要はあるのか
結論からいうと、テキスト&過去問集はシリーズで揃える必要はありません。
確かにシリーズでテキスト&過去問を揃えると、過去問集にテキストのページが書いてたりして確認しやすいといったような利点はあるといえばありますが、
- シリーズ過去問集では「テキストを見てね」と言わんばかり解説を省いている
- シリーズ過去問の質が圧倒的に低い
- 基本テキストで内容をいちいち確認するのがめんどくさい
とか結構があったので、個人的にはシリーズで揃える必要はないのかなと思っています。
ちなみに僕はテキストと過去問は別シリーズを使って合格しています。
僕が実際に使ったテキスト等は以下の記事をどうぞ↓↓
» 宅建に独学1ヶ月で合格できる!マル秘テク
宅建士に合格できるテキストを選ぶときのポイント
テキスト選びのポイント3つ
- その①:初学者でもわかりやすい解説
- その②:図などが見やすいかどうか
- その③:例題等で知識を整理できるか
その①:初学者でもわかりやすい解説
宅建に独学でチャレンジする人にとって一番の難関は「法律用語」です。
例:瑕疵(かし)や法定代理人、詐欺など
宅建の試験では、普段の生活で「聞いたことない&使ったことのない用語」がかなり多い。そして、そこで挫折する方も多いです。
そのため、まずは法律用語を詳しく、できれば語注などでイメージしやすく説明してくれているテキストを選択しましょう。
そのため、
- 難解な法律用語をわかりやすく噛み砕いて解説している
- 語注で詳しい説明がある
- 章末に「まとめ」がある
というようなわかりやすく書かれたテキストを選べば万全ということになりますね。
その②:図などが見やすいかどうか
図が多いテキストを選ぶのもめちゃ重要です。
というのも、図が豊富なテキストだと文章や内容の理解度が段違いになるからですね。
近年の宅建では単なる暗記ではなく深い理解を問う問題が非常に多くなってきています。
さらに実際の宅建士の問題では、以下のように図を書きながら問題を解いていくことも多いです。
- 例1:①権利関係→瑕疵(かし)や代理の問題
- 例2:③宅建業法→売買の報酬限度額など
上記のような問題を図でしっかりと説明していくれる本だと、着実に理解を深めていくことができます。
その③:例題などで知識を整理できる
さらにテキストを選ぶときには、説明の後に演習問題や例題があるテキストを選びましょう。
テキストを読んで理解したと思っても、実際にどんな形式で問題が出題されるかわからないと最終的には「使える知識」として定着しません。
読んだ後に演習問題や例題があり、理解したことをすぐアウトプットできるテキストであれば、いざ過去問を解くときにもわかったつもりを防ぐことができます。

テキスト選びでは、
・カラー→見やすくやる気があがる
・文字が大きい→文字を読む抵抗が下がる
のもまた重要です。
宅建士に独学で合格できるテキスト【厳選8選】
- ①史上最強の宅建士
- ②わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC)
- ③らくらく宅建塾
- ④宅建士 合格のトリセツ基本テキスト
- ⑤どこでも学ぶ宅建士基本テキスト
- ⑥出る順宅建士合格テキスト
- ⑦スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC)
- ⑧ みんなが欲しかった!宅建士の教科書(TAC)
① 2025年度版 史上最強の宅建士テキスト
まさに史上最強のテキストと言っても言いすぎでない宅建テキスト。
わかりやすい説明、そして図解。難しい用語なども詳細に書かれており理解できないといったことがまずありません。
カラーで初学者にも理解しやすくなんと、網羅率は96%!
なんといっても、このテキストは「過去出題された項目には独自の線が引かれており、過去問でどこが出たのか、出やすいのか」が一発でわかります。
毎回の説明→演習があるのも◎。知識がスイスイ身についていきます。
マイナス面としては、「線が多かったり、蛍光ペンがちょっと紙面的にうるさい」といった部分や、理解より暗記を主体とした部分はありますが、選んで損はないテキストです。
② わかって合格(うか)る宅建士2025年 基本テキスト
圧倒的な量と質、わかりやすさを備えた「ザテキスト」。
フルカラーで覚えるべきポイントも◎。説明の仕方も説明調&会話形式で初学者にも理解しやすい内容になっています。
このテキストあれば別のテキストはいらないんじゃないかというぐらい完成度は高いです。近年の宅建へ精度の高さもうれしい。
ただ分量が多く、1冊を完全に終了させるにはちょっと時間がかかるのがデメリット。
完全初心者には説明がちょっとキツいところはありますが、こちらもおすすめのテキストですね。50模試もあるのも◎
③ らくらく宅建塾
講義形式の「噛み砕いてわかりやすい説明」がウリの人気テキスト。
昔からの人気テキストで、2025年度からフルカラー、分割になって使い勝手がかなりアップしました。
何と言ってもこのテキストの特徴は、実際に講義を受けているような感じで理解しながら読み進めることができ、覚えるべきポイントをギュッと絞っているところですね。
一方で、
- いらないところまでゴロ化
- 語注がない
- ずっと講義型なので読むのにかなり時間がかかる
- 情報が古い(特に権利関係は情報が少なすぎ!)
といった点はデメリットな面ではありますね。
特に不必要な部分でゴロ化してくるので「なぜそこでゴロにするの?」と混乱してしまい理解度が下がることもチラホラ。
中でも一番気になったのは情報の精度。
近年の宅建は38点/50点(76%)取れないと合格できませんが、個人的にはこのテキストのみで取れる得点はおそらく82%程度。
「このテキストだけではちょっと厳しいのでは?」と思うのが個人的な感想です。
なお、わかりやすさはピカイチですし、このテキストも合格者が多く使っているテキストになってますので、まずは自分で相性を確かめてみて購入するといいかもしれません。
基本問題集はコチラ
④宅建士 合格のトリセツ基本テキスト
初心者の方にもフルカラーでかなりわかりやすく説明されているテキストです。
フルカラーで3分冊で使い勝手も◎。特にペンギンのイラストや図解が豊富でイメージしやすくなっています。
「法律用語とか全然わかんないんだよな、、、」といったように、「法律の完全初心者」の方にはおすすめのテキストになっています。
Youtubeの講義動画もやアプリもあって初心者の方には至れり尽くせりですね。
ただ、図が多く内容がシンプルなので、理解メインにかしていくにはちょっと心もとない部分はありますね。情報量が不安なのもありまう。
なお、そういった箇所は別のテキストなりで補えるのでも問題はないはず。
最初の一冊に選ぶならこれですね!
分野別過去問はこちら
⑤ どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト
説明型と講義型のハイブリッド型のテキストです。(2色テキスト)
疑問に対してニャカ先生が「優しい語り口調」で説明してくれ、語注なども豊富で初学者にはかなりわかりやすいテキストであると言えます。
イラストも可愛くて、読んでてすっと頭に入ってくるだけでなく、説明も本格的で網羅率も高い。
具体例も豊富で、特に権利関係の完成度は逸脱といってもいいでしょう!
さらには紙テキストを購入すると、特典として本書同様のPDFが無料ダウンロードでき、移動中のスキマ時間などに見返すことができます。
ただ一つの欠点は説明の「例題や練習問題」がなく理解後の演習ができない。その一点。(例題っぽいところでの説明はあります)
そのため、このテキストを使用する場合は過去問演習を同時平行して進めていくと良いと思います。
個人的には「宅建士のマンガ」を購入するよりはこのテキストをもう一冊購入したほうが理解度はあがると思っています。かなりおすすめ。
⑥ 出る順宅建士合格テキスト
圧倒的な情報を誇る唯一の正統派テキストです。(TACの宅建講座の公式テキスト)
「①権利関係②宅建業法③法令上の制限」と3冊あり、かなりボリューミーな内容になってます。(3冊合計で1200ページ)」
内容が細部まで説明されており、近年難化した宅建士試験に完全対応と言っても良いかも知れません。
正統派テキストながら「なぜどうなるのかをしっかりと事象から理解できる点」を詳しく説明してくれるので、実際の問題を解くときにも内容を思い出しやすく、スムーズに入っていけるのがいいですね。
ただ、個人的にはどうしてもシリーズ3冊あるのがどうしても気になりますね。
3冊あるということはその分勉強時間も増やさなくてはならず、そこまでテキストを読むのに時間を費やせるかどうか、、
そのため、
- すでに宅建士試験を受験したことがある方
- 宅建士の試験まで時間がかなりある方
- 難化した宅建試験で満点レベルを得点したい方
などの「難化した宅建士でも絶対に合格したい!」方にはおすすめですが、初心者の方にはちょっとおすすめはできません。。
初心者の方がもし使うとしたらシリーズ3冊の中で理解が不十分な分野を「辞書的に」使いましょう。
シリーズ3冊
⑦スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
講義形式で読みやすく、事例を元に説明をしていくテキストです。
特に動物の可愛いイラストで、数学のように「例題→説明」で事例をイメージしながら説明していく内容になっています。
一つ一つを暗記ではなく、理解しながら学んでいけるのがポイント。4分割のセパレートで持ち運びにも◎。著者によるYoutubeのサポートもあるので初学者にもウレシイ。
また、章ごとに「過去問演習」があるので「章を理解→演習」で本当の実力をつけながら読み進めることができます。
(他のテキストの例題は一問一答タイプですが、このテキストは完全な過去問1題。解説もわかりやすい)
ただ、2色のフルカラーではない点や、権利関係(の一部)は登場人物が多かったりごちゃついて理解しにくいところはありました。
それ以外はおすすめですね。このテキストを使う場合は過去問もセットで使うと◎です。
分野別過去問
⑧ みんなが欲しかった!宅建士の教科書(TAC)
宅建のテキストで一番人気のフルカラーのテキストです。
教科書調のテキストで図解も多く、初学者にとってかなり見やすい内容になっています。2024年度からフルカラー、そして3分割になって使い勝手がアップしました。
ただ、個人的にはなぜこのテキストが人気なのか正直理解できません、、、
というのも、教科書調で説明を単に列挙したような感じでなのもそうですが、フォントの大きさが違ってたり、肝心なところの説明が少なかったりと、初学者が学ぶ上でははなかなかキツイ。。
それに、近年の理解してないと得点できない難化した宅建試験では、情報量や質の点で不十分すぎる、、、
著者の「簿記でのスッきりわかる」は超絶わかりやすく、このシリーズで簿記2級に短期で合格した僕ですが、宅建士に限って言えば、とちょっとおすすめはしないですね、、、
(FP3級、FP2級でも僕は著者の教科書も使っていません)
とはいえ、実際このテキストで合格を勝ち取った方も多くいると思うので、とっつきやすい「最初の一冊」として使う分にはいいかもしれませんね。
【比較リスト】宅建に独学で合格できるおすすめのテキスト・参考書【まとめ】
今回紹介したテキスト全部を【◯×】形式で比較してみました。
- ①史上最強の宅建士
→まさに史上最強。色やマーカーがちょい多い。 - ②わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト
→正統派&会話型で質もGood。量や分量が多い。 - ③らくらく宅建塾
→講義型でわかりやすいが人を選ぶ。情報量が不安。 - ④宅建士 合格のトリセツ基本テキスト
→図解、イラスト中心でわかりやすい。情報量が不安。 - ⑤どこでも学ぶ宅建士基本テキスト
→図解とわかりやすさ◎。演習量が不安(過去問で代用) - ⑥出る順宅建士合格テキスト
→ 圧倒的な情報量の正統派テキスト。3冊で多いのが難点。初心者には不向き。 - ⑦スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
→事例から身につけたい理系向けにはおすすめ。権利関係のまとまりがちょい気になる。 - ⑧ みんなが欲しかった!宅建士の教科書
→最初の一冊でなら◯。情報量や質が今ひとつ。

真剣にランキング化したので、上位のテキストを使えば独学の方もどれを使っても問題ないかと思います。
最後は相性。これだ!というテキストを選択しましょう。
テキスト選びに迷ったときのコツ
テキスト選びで迷ったら、まずは「気になる1冊」を買ってみましょう。
というのも実際買ってみてやってみないと何も始まらないですからね。
僕的には基本テキストは1冊に絞るべきだとは思いますが、まずは理解しやすいテキストを最初に選んで、「メインの一冊」を最終的に選んでいくことも独学で攻略するためには絶対必要です。
「まず1冊のテキストを買ってみて使ってみる→合わなければ別のテキストを購入」」
このようにするとスムーズに合格までいけるかと思います。
とはいえ、市販のテキストであれば通信教育でお金を払うよりも圧倒的に安く合格できるのでそこは怖がらず、ですね。

僕も経験あるのですが、別のテキストに移行して理解がさらに深まるとかは普通にありますよ。
(その際に使わなくなったテキストはチラついて集中力が下がるので押入れに入れるとか視界に入れないようにしましょう笑)
宅建士に合格できる過去問集【一覧】
テキストを選んだら次に選ぶべきは過去問集です。
選び方や詳細を以下の記事でランキング形式で詳しく説明しています。↓↓
(準備中です)
筆者が4週間で合格したテキストとは
僕は宅建士に「市販のテキスト&過去問」でほぼゼロから独学4週間で合格しました。
その中で、
- 初心者でも合格できる!超おすすめ参考書と「参考書ルート」
- 権利関係でつまづいたときのおすすめテキスト
- テキストをどのように使ってゼロから短期合格を勝ち取ったのか?
- 圧倒的に差がつく!テキストの読み方、マーカーの使い方(実証済み)
- 過去問のおすすめ使い方を写真付きで解説!
- 宅建ノートって必要?その答えは、、
など独学で宅建に挑戦する上で知っておきたい「超絶詳しい内容」を以下noteに書きました。興味がある方は手にとって見ててください。質は保証します。
まとめ:宅建士のテキスト選びで合格が決まる
この記事では、本当におすすめな宅建士に独学で合格できるテキストを解説しました。
ぜひ本記事を参考に自分に合った参考書を選んで合格を勝ち取ってくださいね。
以下は参考記事です。
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