簿記2級のネット試験ってどう対策すればいいんだろう、、、
おすすめの対策法や、解くときの注意点があれば知りたいです、、
以上のようなネット試験の疑問に答えます。
本記事の内容
- 簿記2級のネット試験の概要
- 簿記2級のネット試験の対策法
- 簿記2級のおすすめ本5選【ネット試験特化】
- 期限の設定方法【テクニック編】
- 簿記2級のネット試験のメモなどの使い方
- 簿記2級の問題を解いていく流れ【順番も】
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭(英検1級)
- 簿記3級→8日で合格
- 簿記2級→1ヶ月で合格
(知識ゼロから完全独学)
簿記2級のネット試験はかなり特殊です。
「その特殊さゆえに対策法がわからない…」
そう思うのは当然だと思います。
しかし、この記事ではその特殊さを払拭するべく、簿記2級のネット試験を完全網羅しました。
「ネット試験で合格したいけど、何をどう始めたらいいのかな、、、」
そう思った方はぜひご覧ください。
※ 本当は有料にしようか悩んだのですが、見てくれた方に少しでも合格してほしいと思い無料で公開します。
せひ本記事を読んで、簿記2級「最短」合格への足がかりにして下さいませ。
簿記2級のネット試験の概要
まずは簿記2級のネット試験の概要から。
どこで受ける?いつ申し込む?(試験料など)
簿記2級のネット試験は、簿記検定を実施しているテストセンターで試験を受けます。
試験日&試験時間は、テストセンターの空いてる日で自分で好きに設定できます。
申し込みは試験日の3日前から可能で気軽に受験できるのがネット試験のいいところですね。
試験を受けるには以下の「簿記検定CBTサイト」で申し込みが必要になります。
》CBTテストセンター
簿記2級ネット試験の全容はこちら
試験時間 | 90分 |
試験開始時間 | 自分で設定 |
試験料金 | 5,800円 |
合格点 | 70点(100点) |
合格発表日 | 試験直後 |
試験範囲 | 商業簿記、工業簿記 |
大問の数 | 6題「1,2,3,4(1),4(2),5」 |
基本的に紙の試験と一緒ですが、
ネット試験の特徴はなんといっても自分で「受ける日と時間を設定」できるところ。
自分の勉強の進み具合に合わせて、自由に「試験開始時間&日程」を設定することができます。
そして、合否は試験終了直後、速攻で出ます。
簿記2級のネット試験の対策法
続いてネット試験の対策法を見ていきます。
簿記2級【ネット試験の過去問】は存在するのか
結論から言うと、ネット試験の過去問はありません。
いや、まあ、本当は存在して、以下で本物のネット試験を受けれるようです、、、
参考:簿記2級サンプル問題(購入が必要です)
》商工会議所 公式サイト
見てもらったら分かると思いますが、3回で1,6500円はちょっと高すぎ、笑
お金に余裕がある方は別ですが、対策法としては書籍を買ったら自動的についてくる「ネット試験問題」を解いて準備することになります。
ネット試験の対策法【まずは本】
ネット試験とはいえ、することは紙の試験と一緒。
紙がネットになり、打ち込みが増える…そんな感じです。(ただしかなり難しい)
よってまずは「紙の問題集→ネット試験」のように進んでいくようにしてください。
下記では、僕が短期合格に役に立った参考書&本を紹介しています。(全てネット試験特化です)
ネット試験におすすめ参考書はこれだ!【厳選5選】
- スッキリわかる 日商簿記2級 (商業簿記)
- スッキリわかる 日商簿記2級(工業簿記)
- 2023年度版 スッキリうかる日商簿記2級 本試験予想問題集
- 日商簿記2級 みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本
- 合格するための本試験問題集(日商簿記)
1.2.スッキリ分かる簿記2級(商業&工業簿記)
簿記2級においてベストオブベストな理解本。
まずこの本を選んでおけば間違いないです。
この2冊で簿記の基本から応用まではほぼ完璧。Web仕訳も復習に役立ちます。
簿記に関して言えば、数学の面が強く、理解できないと通用しません。
しかし、スキわかでは絵やストーリーを多用しており、かなり理解しやすいです。
僕はこの本で合格しました。
ネコのゴエモンも可愛いです笑
3.スッキリうかる日商簿記2級 本試験予想問題集(2023年度版)
実際の過去問題の9回分とネット試験が5回分ついてくる問題集。
難易度がかなり高い問題もありますが、良問ぞろいです。
解説も簡潔でわかりやすいのもおすすめポイント。
スッキリわかるを見つつ、まずは紙ベースでこの本をやり込むと最短合格が見えてきます
4.日商簿記2級 みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本
理解しにくい「連結精算表」「直接原価計算」などの、よく出る問題の解き方を詳しく学べる本。
商業&工業のほぼ全ての内容を網羅しています。
問題数も多いので、よく出る分野を深めることができますよ。
問題レベルもネット試験に近いです。やる価値あり。
問題はそこまで優しくはないです笑
5.合格するための本試験問題集(日商簿記)
この問題集は10回分の過去問&ネット試験の問題が10回分ついてきます。
特にネット試験が10回もできるのはうれしい
ネット試験の「サイトの仕様」も本番にかなり近いです。
ネット試験の問題レベルも本番に近いのでおすすめ
以上が僕おすすめの参考書&問題集です。
他のおすすめ参考書をもっと知りたい方は下記をどうぞ。
ネット試験に対応できる期間は?
ネット試験は、
- パソコン画面なので書き込み不可
- 解いてからの数字を打ち込みが発生する
- 紙ベースの問題と質が違う
ため、紙ベースよりはるかに難しいです。
以上を考えるとネット試験の対応のために2週間~は取っておくことが望ましいです。
ネット試験特有の問題もありますからね。
できれば早めに基本の理解を終了させてネット試験に取り組むようにしてください。(ネット対策ゼロだと普通に落ちます)
》紙の試験とネット試験どう違う?おすすめは?短期合格者が解説(※ 準備中です)
期限の設定方法【テクニック編】
ここからは僕自身の期限の設定法を紹介。
僕は簿記3級に8日、簿記2級に1ヶ月で合格していますが、基本的に予定や計画表はそこまで立てていません。
おおざっぱに本を見つつ「ここぐらいまでいきたい」と決めた後は、
ただ、ひたすらに、
朝、その日することをふせんに3つか4つぐらい書いて、
終わったら消して、
朝2時間、夜3時間カフェでして、、
を繰り返していました。
そして丁度いい日に試験日を設定して受験。
そのおかげかプレッシャーをそこまで感じることなく勉強できたように思います。
なお、予定や計画表は人によりけりですが、
僕の場合だと、計画を立てると、「立てて満足 or テキストを終わらせる事が目的」になってしまい、一番大事な内容を理解するのがおろそかになってしまうため、あまり計画は立てません。
計画を立てて終わらせることよりかは、一つ一つの問題の「できた!」を積み重ねていくようにしてください。
そのほうががめちゃくちゃ楽しいです。
参考までに、僕が1ヶ月合格を果たしたスケジュールの立て方を以下の記事で詳しく説明しました。
» 【最高】簿記2級に1ヶ月で合格する勉強時間は?社会人でも合格できる勉強法【独学できます】
一般的な簿記2級合格までの期間は?(試験日の設定)
簿記2級の合格までの時間は一般的に「250時間~350時間」位と言われています。
1日2時間したとすると、3ヶ月ぐらいかかる計算になりますね。
よって、試験期日の設定には「テキストを一通り理解し、紙ベースの過去問を1年分解き終わった位」に(+1ヶ月後位)を目安」に設定するのがおすすめ。
ネット対応の期間は多めに取っておくと安心です。
勉強時間は社会人の方は難しいかもですが『平日は2時間。土日は5時間位する』など、時間があるときに多めにとるといいかなと思います。
より集中して勉強したい方は下記の耳栓が最高。
軽いし、遮音性も抜群。毎日これで超集中してます。
簿記2級の試験で持ち込み可能なのはある?
ネット試験で使えるのはこちら
- 耳栓
- ボールペン
- A4用紙2枚
- 目薬
- 電卓
上記の3つは必ずテストセンターが用意したものを使わなくてはいけませんが、、
実は「目薬」は持ち込み可能です。
勉強の開始前にいつも目薬をさす僕としてはありがたい、、、
僕のおすすめはこれ
毎日の超集中に役立っている感謝してもしきれない一品。
集中への入り方が段違いになります(僕の当社比)
参考:書きにくいボールペンがきたとき
ペンにより書き心地は変わります。
できれば書きやすいペンで試験は受けたいですよね。
こういった場合は「他のペンはないですか?」と聞いてみると変えてもらえるかもしれません。
ちなみに、僕はこれで「書きやすいジェットストリームをゲット」できました。w
簿記2級のネット試験のメモなどの使い方
ここからは僕がどのように解いていっていたかを解説していきますね。
試験ではメモ用紙2枚が配布されます。
そして、簿記2級では以下のように、
1,2,3,4(1),4(2),5
6つの大問に分かれています。
なので、僕はまず、
1枚目を商業、2枚目を工業で使うように設定し、
2枚の紙を折って半分にし、大問1つでメモの半分使えるよう調節しました。
さらに、大問は「1」問題は①のようにタイトル付け。
縦に使い、点線に折り目を使うのがコツ
こうすることで最後ちょっとした見直しをするときに便利でした。
ネット試験はデスクトップ型?【かなり大切】
実際のネット試験では、どんなキーボードで入力していくかを知っておくことは大切です。
簿記2級のテストセンターでは、
「デスクトップ型のパソコン+普通のキーボード+マウス」
が基本です。
大まかな流れは、プルダウンで仕訳を選んで、キーボードのテンキーで数字を打ち込んでいく感じ。
そのため、自宅で練習するときには、ネットの予想問題を「キーボードとマウス」で事前に何度も練習しておくことが大切です。
もしキーボードが無い方は以下参考にどうぞ。
おすすめキーボード
この商品は、キーボード+マウス付きで安いです。USB接続でコードがいらないのも◎
テンキーのみでいい場合
マウスがある方はテンキーのみの購入でも練習できます。
こちらの商品もUSB接続でコードが必要ないので、すぐに練習できますよ
上記の商品にはテンキーに「BS」と「00」がありますが、試験のデスクトップキーボードには「00」と「BS」はついていません。
練習では本試験同様、テンキー表示の「0」を使うようにし、BSは本体のパソコンで行うようにしてください。
簿記2級の問題を解いていく流れ【コツ】
問題を解いていく流れは下記です。
- ①画面から問題を見て理解
- ②仕訳/問題を解く
- ③解きつつ、左手の電卓で計算
- ③右手でメモ、マウス、打ち込みを行う
よくあるのが、
「仕訳とかは何問か解いて一気に入力するのか、一つ一つ入力するのか、どちらがいいのか」
ってことですよね。
ネット試験での僕のおすすめは、
メモで仕訳を1つ解いた後、ペンを持ったまま「マウスでプルダウン」「数字入力する」ということ。
問題をいくつか解いたあとで一気に入力しようとすると、逆に混乱の元になります。
特に、連結精算表などでは「開始仕訳作成→速攻入力→仕訳終了→入力」のように1つずつ入力するとミスが少ないです。
数字の打ち込み方法は?【入力法のコツ】
電卓は左手、数字の打ち込みは右手で行いましょう。
僕がしていた打ち込みは「小指でペンを握りつつ、人差し指と中指の2本で打つ」以下のような感じ。
小指でペンをつかむのがコツ
色々試した結果、この打ち方が一番速かったです。
この打ち方をしたからだからかはわかりませんが、試験時間は15分余りました。まずはだまされたと思って試してみてくださいw
また、左手の電卓の操作は以下の記事を参考にどうぞ。(タッチタイピングできます)
数字入力を打ち間違えた場合…
本試験のネット試験でのみ、数字入力をミスした場合「プルダウンの「✕」」があります。使いまくりましょう。
試験開始直後に最初にすること
ここからはテクニック編です。
まず試験開始直後は、「速攻で全ての大問を見る」ようにしてください。
その理由は、最初に全ての単元を知れば、「どの問題に時間を取らなければいけないのか」の時間配分がわかるからですね。
例:連結精算表が出た場合は「じっくり考える時間はないな…」など
いきなり問題を解き始めずに、まずは全体像を見てから解き始めるようにすると時間切れを防ぐことができます。
問題を解き進める順番【これがベスト!】
ネット試験を解くときのおすすめの順番ってある?
僕のおすすめは下記です。
1→ 4(1)→4(2)→5→2→3
最初に点数の高い「商業1&工業の仕訳4(1)」を解き、そのまま工業簿記へ進み完了。
後は、2の連結精算表、3の損益計算などをする形。
工業簿記のほうが解く時間はかからないので、1の仕訳からすぐに工業に入るのがおすすめです
見直しの時間は確保すべき?
ぶっちゃけ、見直しの時間はほぼありません。
見直し時間は最初からないものと考えて、
一つ一つの仕訳→入力したら、その都度「入力した数字を見直して確認」しつつ丁寧に進んで行く
ようにするといいです。
そのほうが最終的にはミスが少なくなります。
また、問題は丁寧に読むことを忘れずに。あらぬひっかけがあったりしますので。
ちなみに、ネット試験では試験時間が「74分,73分…」のように試験時間がどんどんなくなっていきますが、ここは軽く見る程度でOK。
時間を見ると逆に緊張してしまうので、「大体20分ぐらいで大問1つか」と軽くとらえましょう。
まとめ:まずは基本を大切に1問1問解いていこう
今回は、簿記2級のネット試験の対策法を解説しました。
まとめると、下記です。
- ネット試験は3日前に自分で日程&時間を調節可能
- ネット試験は市販の問題集についてくる試験を参考にする
- 必ずネット試験の問題はパソコンで解いて慣れる
- 解く順番や打ち込みも練習する
まずは自分のペースで一つ一つ進んでいくことを大切にしてくださいね。
なお、『簿記2級って独学ムズすぎ…やっぱりオンライン講座考えたいな…』そう思った方は以下の『スタディング』を検討してみてはいかがでしょうか。
コスパよく合格している方は利用しているそうですよ。
なお、簿記の勉強のやり方、考え方が全くわからない方は以下をどうぞ。
以下は参考記事です
▼ 1ヶ月で合格する全てのノウハウが詰まった記事です。
▼ 難しい理由や突破するテクニック等。
ネット試験対策「おすすめ商品」
もし何か質問がありましたら下記のコメント欄よりどうぞ!↓
コメント