IT系初心者だけど、ITパスポートにサクッと合格したいな、、、
合格するための勉強法を詳しく知りたいです、、
以上のような疑問に答えます。
本記事の内容
- ITパスポートの全体像
- ITパスポートはどんな問題が出る?
- 合格率&注意点とは
- 合格ラインでも落ちる場合
- ITパスポートおすすめ教材4つ【厳選】
- ITパスポートの勉強法で過去問が大事な理由【実例解説】
- ITパスポートの勉強方法【合格ルート】
本記事の信頼性
- 理系の元英語教諭(英検1級)
- 簿記3級,2級➜ 知識ゼロから8日,1ヶ月で合格
- ITパスポート➜4日で合格
合格レポート
IT系資格の国家資格『ITパスポート』
IT入門の資格と思いきや、合格率も50%で、簡単な資格ではありません。
特に範囲が膨大で「どうやって対策したらいいかわからない…」そういう人も多いです。
そこで今回は、「初心者でもわかりやすいように、短期で合格できる勉強法全て」を詳しく解説しました。
本記事を読めば、合格への具体的な一歩を踏み出せるはずです。
この記事を読む時間は5分ほど。ぜひとも最後までお付き合いくださいませm(_ _)m
そもそもITパスポートとは
ITパスポートとは、情報処理技術者試験の試験うちの一つです。
ITパスポートの実施団体の、独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)によると、以下のように示されています。
ITを活用するすべての社会人これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格。
なお、 ITパスポートに合格すると、「情報処理技術者試験合格証書」が経済産業大臣から交付されます。
ITパスポートの全体像
ITパスポートの全体像はこちら
項目 | 内容 |
試験団体 | 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 4択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問 マネジメント系(IT管理):20問 テクノロジ系(IT技術) :45問 |
合格基準 | 総合評価点600点以上であり、 かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること |
合格点数 | 600点以上/1,000点(総合評価の満点) (※分野別評価点300点以上…以下詳細) |
合格率 | 例年50%前後 |
試験方式 | CBT方式(試験会場のパソコンでマーク方式) |
合否判定 | 翌月の15日に発表(結果レポートは試験直後) |
試験日 | ネット試験:(通年実施 3日前に申込み可) |
受験料金 | 7,500円(消費税込み) |
申し込み方法 (ネット) |
各都道府県のCBTテストセンターで申し込み 》 ITパスポートパスポート試験申し込みリンク |
受験資格 | 特になし |
※ ITパスポートの評価点。
総合的に評価されるのは92問/100問。
分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行われる。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われる。(つまり採点対象外)
※CBT方式で受験できない方向けに春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施➜こちらに詳しく記載
ITパスポートの出題範囲や合格率について以下で詳しく解説します。
ITパスポートはどんな問題が出る?
ITパスポートの出題分野は大きく分けて以下の3つです。
- ①ストラテジ系(経営全般)
- ②マネジメント系(IT管理)
- ③テクノロジ系(IT技術)
詳しく解説していきますね。
①ストラテジ系問題
ストラテジ系問題は経営全般についての内容です。問題数は35問。
主な内容は以下の通りです。
- 企業と法務関係(企業活動や経営管理、IT活用の動向、知的財産権など)
- 経営戦略(経営情報分析手法や経営管理システム)
- システム戦略(情報システム戦略、ITを使用した業務の自動化など)
主にITを使った経営関係が問われます。
②マネジメント系
マネジメント系はIT管理に関する問題です。問題数は20問。
主な内容は以下の通りです。
- 開発技術(システム開発のプロセス)
- プロジェクトマネジメント(プロジェクトマネジメントの意義や目的、考え方他)
- サービスマネジメント(IT サービスマネジメント、システム環境整備、システム監査など)
ITを使って製品を開発し、その運用までといった内容です。
③ テクノロジ系問題
最後はテクノロジー系の問題です。問題数は45問。
主な内容は以下の通り。
- テクノロジーの理論(基礎理論、アルゴリズムとデータ構造、プログラミング)
- コンピュータシステム(コンピュータ 構成要素、システムの構成、ソフトウェア、ハードウェアなど)
- 技術要素(情報デザインの技術や考え方、情報メディア、データベース、ネットワーク、セキュリティなど)
ITを使ったプログラミングなど「ITの全体的な知識」が問われます。
出題される問題について
問題形式は4択から一つ選ぶ問題。
ITなどの基礎的な知識が幅広く100問出題。
問題は、知っていれば解ける知識問題、思考力を問う問題、プログラミングの問題、間違い探しなど様々です。
合格率&注意点とは
ITパスポートの合格率は例年50%程度。
つまり、受験者のうち2人に一人しか合格できません。
自分が実際受けてみた感想は「めちゃ難しい…」というほどではないですが、、
- 2択に絞れるが正確な知識が無いとミスる問題
- 知らないとそもそも無理な問題
- SPI試験のように思考力を問う計算問題
など、勉強してないと確実に「落ちる」試験であり、簡単ではないです。
合格ラインでも落ちる場合もある!?
ITパスポートの合格ラインは6割。
各分野600点以上/1,000点(総合評価の満点)で初めて合格となりますが、出題される分野で一つでも300点を下回ると不合格になります。
詳しく説明すると、以下の3分野において、
- ストラテジ系(経営全般):600点
- マネジメント系(IT管理):600点
- テクノロジ系(IT技術) :600点
一つの分野で300点を下回ると総合点で600点を超えていても不合格になるということですね。
特にマネジメント系は「全18問」しかありません。
ここで5/18問(300点以下)だと、他の分野で合格点を超えていても、不合格になります。
そのため、マネジメント系を重視しつつ、まんべんなく3分野の対策をしていくことが大切です。
ITパスポートに合格するためにまず必要なのは『本』
合格する道筋は、本、オンライン講座など色々ありますが、短期で合格を目指す場合は参考書を使うのが効率がいいと思います。
以下のテキストを選べば間違いないです。
ITパスポートおすすめ教材4つ【厳選】
① いちばんやさしいITパスポートの教科書
初心者の方にもわかりやすく、図や例え話を使っていてわかりやすく説明した本。
見た目分厚いですが、サクサクと読めて過去問を解くのに必要な知識がスラスラ身につきます。
僕はこの本で合格しました。
一つだけデメリットを挙げるとすれば、プログラミング系は弱め。ここを深く知りたい方は以下で紹介するかやのき先生の本のがいいかも。
ただ、口コミの高レビュー数はものすごく高いです笑
② かやのき先生のITパスポート教室
猫の絵を使って初心者の方にもわかりやすく解説した本。
わかりにくい部分を図を使いつつ、かなりわかりやすく噛み砕いて説明してくれています。
演習問題も厳選されてていてわかりやすい。
特にプログラミングなども深く書かれているので、よりIT知識を深めたい方にはベストの本ですね。
③ かんたん合格ITパスポート過去問題集
参考書で身につけた知識は「過去問」で深めるのがベスト。
特にITパスポートでは紛らわしいというか、間違えやすい部分がかなり多いですが、その部分をまとめて詳しく解説してくれて至れり尽くせりの内容
また、【7年分の過去問】&【新シラバス対応模擬試験問題2回分】ついています。
無料で本と同じPDFがついてくるのもおすすめポイント。アプリ付なので電車の中などのスキマ時間にサクッと確認できますね。
過去問対策はこの本だけで十分すぎるかと…
④ ネットの公式過去問(過去問道場)
ITパスポートの過去問は、公式サイトで無料で手に入れることができます。
過去10年分の「問題+解答」をPDF形式で無料で閲覧&ダウンロード可能です。
ただし、問題と解答だけで、公式サイトには解説がありません。
そこで、解説は超ありがたい以下の神サイト『ITパスポートドットコム』を参考にしましょう。(もちろん無料)
スマホでの操作性も高いのも◎ですね。
テキスト選びで迷ったら…
ITパスポートに最短で合格を考えると、インプット系1冊は必須。
- ①ITパスポートの教科書➜初心者向け
- ②かやのき本➜IT知識はちょっとある人
2冊あったほうが知識は深まるとは思いますが、どちらか1冊でOKです。
個人的に無料の過去問だと、解答解説を別サイトで一つ一つチェックしたりと本当に面倒だったので、以下の過去問集を使ったほうが時短かもしれません。
ITパスポートの勉強法で過去問が大事な理由【実例解説】
さっきから過去問が大事って言っているけど、なんで過去問がそんなに大切なの?
ITパスポートにおいて過去問対策めちゃくちゃ大事。
その理由は、違った角度で何度も同じような問題が出題されるから。
例えば、ITパスポートに頻出の問題に「バイオメトリクス認証」に関する問題があります。
バイオメトリクス認証(生体認証)とは、指紋や虹彩、声紋、網膜などの個人に固有の生理的特徴や、スマートフォンの操作や歩き方などの行動的特徴を用いて本人確認を行う認証方式のこと。
こういった問題が、問われ方を変えて以下のように何度も出題されています。
問:バイオメトリクス認証に関する記述として、適切なものはどれか。
タッチペンなどを用いて署名する際の筆跡や筆圧など、動作の特徴を読み取ることによって認証する ◯(令和3年)
筆跡やキーストロークなど本人の行動的特徴を利用したものも含まれる◯(令和4年)
「動作、行動、特徴」がバイオメトリクス認証だと理解していると、形を変えられても見た瞬間にわかりますよね。
こういった問題が他にも多いのがITパスポートの傾向です。
つまり、本質を理解した上で問われ方のパターンをどれだけ手に入れたかがそのまま点数に直結するからこそ、過去問演習が大事なんですよね。
問われ方の「核」の部分を知るためにも過去問演習は大切ですよ。
ITパスポートの勉強方法【合格ルート】
ITパスポートについて具体的にはわかったけど、どうやって進めていけばいいか詳しく知りたいな。
ITパスポートはとにかく範囲が多いですし、普通に対策していくとかなり時間がかかります…
とはいえ、以下のように進めると、最速&最短で合格できる実力が身につけることができますよ。
進め方ルートはこちら
- その①参考書を読んで理解
- その②過去問系参考書を解く
- その③過去問を解く
以下で詳しく見ていきます。
その①:参考書を読んで理解
まずは上記で紹介した参考書を読んで知識を身に着けます。
コツは最初から深く読み込む感じではなく、流し読みで読むイメージでいくといいかと
内容を理解した後は、章末問題を解き、わからなかった問題はテキストの内容を再度確認しつつ進めていきましょう。
進め方は以下のイメージです。
①普通に読む➜②章の問題を解く➜③解説を読んで間違えた部分をテキストで確認。
僕は時間がなかったので2日で1冊のペースで進めましたがここは人によると思います。
その②:過去問系参考書を解く
続いて過去問系参考書を解いていきます。
解説がサクッと見れることを考えると、まずは市販の過去問のがいいですね。↓↓
事前に過去問系参考書を使うと、過去問演習でも最速で理解できます。
その③:過去問をゴリゴリ解く
最後はゴリゴリ過去問を解いていきます。
進め方は以下の手順。
過去問を解く➜解説を読む➜テキストなりに戻る
ネットの公式過去問だけで行く場合は、間違えた問題は「ITパスポートドットコムの過去問道場」などでしっかり理解してください。
おすすめ過去問進め方
- 方法①:ストラテジ系など分野ごとに進める
- 方法②:一気に解く
一気に解くと普通に100分は超えて時間がかかりますが、分野ごとに進めると30分など少ない時間で進めることができます。
なお、間違えた問題は「ふせん」&「ページを折る」など復習しやすくする工夫しましょう。
問題に慣れてきてからは、一気に解くようにするといいかも。
ネット試験の難易度
紙ベースの過去問よりも「ネットの本試験」のほうが、ぶっちゃけ難易度はかなり高め。
間違えた問題は何度も解いて理解し、「確実に」点数を取れるようにしましょう。
ITパスポート最短合格までの時間の目安
ITパスポートの合格には「80~150」時間が目安と言われています。
つまり、1日2時間で2~3ヶ月位ですね
とはいえ、先程紹介したように進めていくと、14日~の最短でも合格は可能です。
社会人の方は勉強時間を作ること自体難しいと思うので、、
- ①テキスト読み(1時間)
- ②過去問分野解き➜30分(解説理解40分)
などご自身が勉強ができる時間をうまく使うと効率よく進めることができますよ。
勉強する時間ないなって方も、「朝の時間&カフェ」などを有効に使えば意外と集中できますよ。
参考:【徹底比較】勉強に集中できるおすすめカフェ&喫茶店6選【やはり1位は…】
ネット試験は随時受けれますが、落ちたら1ヶ月以上先までテストセンターが埋まっていて受験できないとか普通にあるので、ある程度進んでから受験日を設定しましょう
初心者だからITパスポートに受からないって本当?
初心者だからITパスポートに受からないわけではないと個人的には思います。
ただ、完全初心者にとってはIT系の知識はとっつきにくい面も…
なので、もしIT系にかなりの苦手意識がある人はオンライン講座も並行して進めるといいかと。
そのほうが、
わかりやすく説明してくれて理解が深まる
ので確実に短期でも合格点を超えることができると思います。
オンライン講座は以下が一択。以下の『スタディング』も検討してみてください。
不合格になると、また7,500円と時間&エネルギーもかかるので、それだったらサクッとオンライン講座で合格するのもアリですね。
まとめ:過去問演習が合格の鍵です。
今回はITパスポートに最短で合格できる勉強法を解説しました。
本記事をまとめると、下記です。
- ① テキスト主体で進める
- ② 過去問が合格の鍵
- ③ 不安ならオンライン講座
まずは少しずつでも進めていくのが合格のコツですよ。
それではITパスポートの勉強頑張ってくださいね。
おすすめオンライン講座
※ 退会はすぐにできます
今回紹介した参考書はこちら
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